グローバル人材育成ニュース

今話題の「グローバル×人事関連」情報をお届け

企業文化が鍵、グローバルリーダーシップを後押し出来る企業とは

紹介

リーダーシップ研修を受けても、その内容が自身の職場環境に合わず、行動に移せないという事例は多くあります。
リーダーがそのリーダーシップを充分に発揮し成果に結びつけるために重要な行動とは何でしょうか。

本記事ではリーダーの能力開発とリーダーシップ強化を後押しする企業風土の形成のために重要となるポイントを解説します。

人事部や海外事業部の方は、参考記事としてお役立てください。

ポイント

①リーダーシップに関わる研修の多くは個人の能力開発に焦点が当てられています。しかしリーダーシップを充分に発揮するために欠かすことの出来ないもう一つのポイントは「環境の把握」です。つまり、会社の文化と組織のコンテクスト/最上級リーダーのコンテクスト形成の役割という2つの重要な要素を正確に認識していないと、リーダーシップ開発の取り組みが過度に単純化され、結果として研修の成果が発揮されません。

②本記事の筆者が人材開発ディレクターを務めるインテュイットでは、過去5年間リーダーの能力開発とリーダーシップ強化を後押しする企業文化の形成に取り組んできました。取り組みを通じて、その形成には人事や技術チームからの協力と大きな投資が必要である事、また時間の制約や他の優先事項を抱えるリーダーが能力開発を最優先する事の難しさが課題として認識されました。一方で取組に対する肯定的なフィードバックやエンゲージメント、そして行動の変化を実感する事が出来ました。

③リーダーシップ開発をサポートし、強化する企業文化を醸成するために重要な事は、上級リーダーが優れたリーダーシップとはどういうものかを明確に定義する事、さらに上級リーダー自らが会社のリーダーシップ行動のモデルになることが重要です。また、リーダーがリーダーシップを示す機会を研修だけでなく日常的な会話やミーティングなどの場で設ける事も重要です。さらに、リーダーの採用基準やパフォーマンスの評価基準を体系的に整理する事で、優れたリーダーシップについての組織の定義とその実行を定着させる事が出来ると言えるでしょう。

 

概要

配信元:Harvard Business Review
公開日:2023/10/23

本記事をすべて見る

合わせて読みたい

grid

お問い合わせ

CONTACT

無料トライアルご希望の方、お見積もりはこちらからお問い合わせください

arrow
お問い合わせ