女性の海外駐在が着実に拡大、両立支援が次世代グローバルリーダー育成の鍵に
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海外赴任は、企業にとって将来の経営を担う人材を育成する重要な機会です。
しかし、その裏で帯同配偶者がキャリアを断念し、自尊心やアイデンティティを失うケースが少なくありません。
家族の不安定さは、駐在員本人のパフォーマンスや帰任後の定着にも影響を及ぼします。
グローバル人材育成を「本人だけの問題」と捉えない視点が、これからの組織には求められます。
本記事では、駐在妻の事例から見える企業側の制度課題と、人材育成戦略の再設計についてご紹介します。
本事例では、配偶者がキャリアを辞めて帯同するよう事実上求められ、「夫の成果のための世話係」という役割を期待されました。
こうした構造は、帯同者の自己効力感を下げ、精神的な孤立を招きます。
家族が不安定な状態では、駐在員も業務に集中できません。
帯同休職制度がなくやむなく退職し、帰国後の再就職不安やブランク問題は、本人だけでなく企業にとっても損失です。
ある意味で、海外赴任は「家族のキャリアを犠牲にする制度」と認識されかねません。
この構造は、次世代の候補者が赴任をためらう要因にもなります。
グローバル人材を継続的に輩出するには、帯同休職制度や帰任後の再キャリア支援を“例外的配慮”ではなく標準制度として設計する視点が求められます。
駐在生活は、本人の能力だけで成否が決まるものではありません。
文化適応、言語、医療制度、孤立感など、帯同家族の適応状況が長期成果に直結します。
本事例でも、語学学習を通じて自立感を取り戻したことで生活が安定しました。
企業は、赴任前研修や異文化理解研修を本人中心で終わらせず、家族も含めた適応支援を体系化する必要があります。
グローバル人材育成とは、海外で成果を出し続けられる「持続可能な環境づくり」そのものなのです。
配信元:dmenuニュース
公開日:2026/02/16