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必要なのは解決策ではなく“問い”~部下の成長を促す優れたリーダーとは~

紹介

優れたリーダーは部下に対して困難な課題を与え、それを通じて学習する機会を提供します。
しかし多くのリーダーはその機会の重要性を理解している一方で実行する事が難しいという現状があります。

本記事では、スムーズな権限委譲と、リーダー・メンバーの双方が成長するために有効な戦略を紹介します。

人事部や海外事業部の方は、グローバル人事戦略策定等の参考記事としてお役立てください。

概要

配信元:Harvard Business Review

公開日:2023/09/19

ポイント

①多くのリーダーは難題を通じて部下の成長を促す事が重要であると理解しています。しかし、業務が山積する現場において失敗による悪影響を恐れて部下に仕事を任せ切れないケースや、部下への親身なサポートが結果的にマイクロマネジメントとなりリーダーの業務過多につながるケースがあります。このような状況において重要な事はリーダーのマインドセットの転換です。自身が実行者ではなくリーダーであること、常に目指すリーダー像を意識する事が重要になります。

②部下が困難に直面しているとき、その仕事を肩代わりすることは必ずしも最適なサポートではありません。悪戦苦闘する経験はリーダーとメンバーの双方にとって決して心地よいものではありませんが、これを乗り越える経験を通じてメンバーの成長とのエンゲージメントの向上が期待できるのです。リーダーは困難な状況を冷静に受け止め、成長の機会であると再認識する事が重要です。

③メンバーの犯した失敗のダメージが大きく、結局リーダーが対応する必要性が生じるケースを避けるために、権限委譲はリスクが小さく失敗が許容できる局面で行うことが重要です。また、部下の資質と合致しより良い成長の機会をもたらす課題を選ぶ事もポイントです。リーダーに求められているのは、メンバーの抱える難題の答えを導き出すことではなく、忍耐強く好奇心と思いやりを持ってメンバーの学習を後押しするための本質的な問いを投げかけることであると言えます。

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