女性社員の起用がカギ、海外駐在員の人材不足、企業の抱える課題とは?
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海外での売上比率が85%を超えるグローバル企業であるシスメックス株式会社では、社員のキャリア自律のためにジョブマッチングや社内公募制度を導入しています。
本記事では同社における社員の自律的なキャリア開発支援への取組とその成果について紹介しています。
人事部や海外事業部の方は、グローバル人事戦略策定等の参考記事としてお役立てください。
①同社はキャリア自律における課題を「日本型人材マネジメントの見直し」と「エンゲージメントの向上」とし、これらの課題を解決するためジョブ型人事制度への移行に取り組みました。国籍や価値観の異なる社員が多く在籍する特性を活かし、多様性こそが会社の原動力であると考え、多様性豊かな社員が活躍できる機会の提供に積極的に取り組み、社員は個々の強みを活かして自発的に行動する事が求められています。
②新入社員の選考/配属は人事が主体となって行われてきましたが、その決定プロセスが不明瞭である事から相互からの不満が生じていました。そこで職種別採用かつジョブマッチングで配属を決めるプロセスに導入し、現在は配属においては原則人事が介入することなく決定されています。既存社員の異動や配置においてはアプレンティス制度を導入し、半年の見習期間を経て相互にフィットしていると判断できた場合に正式に配属する方法を採用しています。
③同社では人事が一方的に組織の体制をデザインするのではなく、各部門との話し合いを通じて組織の方向性を決定し、チーム編成を進めています。短期的な欠員補充だけでなく、長期的な視点での採用や外部人材の活用、配置や育成、業務改革、ウェルビーイングなどを推進し、人材の側面から経営計画や部門目標の達成を目指しています。
配信元:日本の人事部
公開日:2023/8/7
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