グローバル人材育成ニュース

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株式会社堀場製作所~母集団形成とグローバルリーダーの育成~

 

紹介

1945 年に堀場雅夫氏が創業した株式会社堀場製作所は、自動車計測、環境・プロセス、医用、半導体、科学システム機器という 5 つの領域で事業を展開し、エンジン排ガス測定装置ではグローバルシェア 80%を誇るなど、日本を代表するグローバル企業の 1 つに発展しています。

1992 年に現会長の堀場厚氏が社長に就任して以降、同社は本格的にグローバル展開に乗り出しました。現在海外の拠点は27 カ国 47 社に上り、2017 年のグループ全体の売上高における海外比率は 67%。また、全従業員に占める外国籍社員の比率も 62%となっています。

このような現在の堀場製作所にとって、グローバル人材、とりわけ世界的視野でマネジメントに携わる経営人材の育成は重要な経営課題です。

本記事では、同社がどのように将来のグローバルリーダーの育成を推進しているか、具体例を交えて紹介していきます。

画像引用:産労総合研究所

堀場製作所

京都府 :1953年 設立
事業概要 :自動車、環境、科学、医用、半導体用の分析・計測機器の製造販売

ポイント

①2015 年に亡くなった創業者の堀場雅夫氏の経営哲学を継承し、社是「おもしろおかしく」の理解を深めるため、「HORIBA is One Company」をスローガンに海外を含めたグループ全体で「ホリバ・カレッジ」や「ホリバ・フィロソフィー・ワークショップ」を実施し、国や会社の壁を越えた一体感の醸成に取り組んでいます。

②世界の舞台で活躍するグローバル経営人材の育成にあたっては、早い時期に選抜するのではなく、海外公募派遣制度「ミッションステージ」や「フロンティアステージ」などを通じてより多くのやる気のある若手にグローバルな環境に身を置く機会を用意することで、母集団を大きくすることを重視しています。

③グローバル経営会議やグループ横断プロジェクトに若手を参加させ、修羅場体験を重ねるなかで将来のグローバルリーダーを育てています。これらの取組の結果、同社の社員のうち1年以上の海外勤務経験をもつ人の割合は、役員では約 70%、管理職で約40%、一般社員でも 16%となっており、海外公募派遣制度がリーダーとしての素養を伸ばすことにつながっていることが読み取れます。

概要

配信元:産労総合研究所

公開日:2019/1

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