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帯同家族も直面する医療の壁、駐在員世帯の健康維持は組織課題に

紹介

海外駐在員と帯同家族の健康維持は、本人のパフォーマンスや企業の信頼に直結する重要課題です。

しかし調査によると、医療保険への満足度は高い一方で、企業が提供する医療関連サポートや通訳サービスは認知不足・利用率の低さが課題として浮き彫りになりました。

本記事では、米国駐在員世帯における医療サービス利用の実態と、組織が注視すべきポイントについてご紹介します。

ポイント

日本語医療への強いニーズと「言語の壁」

回答者の94%が日本語による医療を求めており、特に「診察時の症状説明」や「治療方針の理解」で壁を感じているとの声が多くありました。

帯同家族においても約半数が同様の課題を指摘しており、駐在員本人だけでなく家族全体に影響しています。

組織としては、駐在員世帯全員が安心して医療を受けられるよう、現地での日本語対応医療機関やオンライン相談窓口の情報提供を強化することが求められます。

画像引用:ニコニコニュース

医療・通訳サポートは存在しても「使われない」

企業が提供する通訳サポートは存在認知が6割を超える一方で、実際の利用率は約60%が「ほとんど利用していない」と回答。
使い勝手の悪さや利用手続きの煩雑さが障壁となっていると考えられます。

さらに、医療保険に対して不安を抱えている人は多いにもかかわらず、会社が提供する医療関連サポートについては70%が「ない(わからない)」と答え、半数以上が「全く利用していない」との結果が出ています。

特に認知不足が利用を制限している様子が伺え、現場で活用される仕組みに改善することが求められます。

画像引用:ニコニコニュース

健康維持を阻む生活習慣変化と制度の複雑さ

米国駐在員世帯は、運動不足や食生活の変化、ストレスといった生活習慣起因の課題に加え、市販薬の選定や医療制度の複雑さにも苦戦しています。

健康課題は本人の体調だけでなく、業務遂行や家族の安定にも直結します。

企業は「駐在員が海外で健康を維持できる生活基盤」をどう整えるかを意識し、医療・生活サポートを総合的に位置づけた仕組みづくりが求められます。

調査詳細

調査概要

米国駐在員とその帯同家族の医療保険・サービス利用の実態と健康課題

調査対象

米国駐在員、およびその帯同家族416名

調査方法

インターネット

調査時期

2025年05月12日~2025年6月14日

概要

配信元:ニコニコニュース

公開日:2025/07/31

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