
グローバル展開を加速する「HI-CHEW」:森永製菓が描く海外戦略とは
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大塚製薬は2025年7月より、清涼飲料水「ポカリスエット」のインドでの販売を開始しました。
製品は、インドネシア現地法人で製造され、インド現地法人「大塚ニュートラシューティカルインディア」により輸入・販売されています。
本記事では、大塚製薬によるインド展開についてご紹介します。
人事部や海外事業部の方は、グローバル人事施策の参考記事としてお役立てください。
ポカリスエットの今回のインド展開では、350mlと500mlの2サイズを用意し、気温上昇や熱波などの社会課題が深刻な同国において、水分補給を通じた健康維持の一助を担う狙いがあります。
インドのように高温多湿な気候では、水分と電解質の同時補給が求められます。
そうしたニーズに対し、ポカリスエットは飲用シーンに即した選択肢を提供し、健康意識の高まりに応える製品として期待されています。
大塚製薬は、医療関連事業とともに、栄養補助食品や飲料を扱う「ニュートラシューティカルズ関連事業(NC事業)」をもう一つの柱としています。
ポカリスエットはこのNC事業の中核を担っており、近年は海外市場での売上が国内を上回るなど、着実な成長を遂げています。
同社の海外展開は1973年のタイ進出を皮切りに、インドネシア、台湾などアジアを中心に拡大。
ポカリスエットは1982年に香港と台湾で海外展開を開始し、現在は北米や中東を含む20以上の国と地域に展開しています。
今回、インド市場向け製品は、1989年からポカリスエットを展開しているインドネシアの工場で製造されており、同国の2つの拠点から供給されています。
さらに、2025年4月にはベトナムにも新工場を開設し、安定的な供給体制を整備しています。
2024年に公表された「第4次中期経営計画(2024〜2028年度)」では、海外市場でのポカリスエット販売の拡大と、新エリアでの基盤構築が重点課題として明示されました。
インド進出はまさにその第一歩と言えます。
人口増加や健康意識の高まりを背景に、インドは今後の成長が期待される市場のひとつです。
今後は現地の嗜好や文化に合わせたマーケティング活動を展開しながら、ブランド価値の定着とさらなる拡販が見込まれます。
配信元:livedoorNews
公開日:2025/07/12
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