グローバル人材育成ニュース

海外売上高比率の企業や
グローバル人材育成に積極的な企業の事例をご紹介

小野薬品工業、グローバル企業への成長戦略とは?鍵は研修制度の充実と人材育成

紹介

小野薬品工業は、2024年4月に経営体制を一新し、グローバル企業への飛躍に向けて成長戦略を策定しました。

人的資本の拡充に取り組み、人材の獲得と育成、働きやすい職場環境や組織風土づくりを進めています。

本記事では、同社が取り組むグローバル企業への成長戦略について、具体例と共に紹介します。
人事部や海外事業部の方は人材採用の参考記事としてお役立てください。

ポイント

ポイント➀

同社は革新的な医薬品を生み出す研究開発型企業として持続的に成長するため、「製品価値最大化」「パイプライン強化とグローバル開発の加速」「欧米自販の実現」「事業ドメインの拡大」にフォーカスした人材戦略を進めます。

部門ごとに目標を掲げて専門人材の育成を進めますが、今後5年間で社内育成、キャリア採用による計700人を確保する計画です。

さらに経営基盤を支える横断的な人材育成として、次世代の経営を担う人材を250人、グローバル人材を300人、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する人材を100人、DX活用人材を500人、イノベーション人材を180人育成し、計約1300人の人材を確保します。

画像引用:日経ESG

ポイント②

若手・キャリア入社・女性の3つを柱に、管理職の多様化を進めています。
22年度には若手管理職の早期抜擢が可能となり、さらにキャリア入社の管理職採用も積極的に進め、現在は管理職の16%、約100人が活躍しています。
課題の1つである女性の管理職比率は26年度までに10%、31年度20%を目指します。

多様な個性が発揮できる労働環境や働き方を整備していくため、23年5月にはコアタイムを撤廃したスーパーフレックス制度も導入しました。

ポイント③

社内公募制度や他部署での仕事を兼務できる社内チャレンジジョブ制度を導入、チャレンジジョブ制度では、23年度は108人が応募して46人が他部署と兼務するなど、経験と視点の多様化につながっています。
社内公募制度には23年度に191人が応募してその後に52人が異動しました。

社員一人ひとりの挑戦を加速し、イノベーション人材を育成する基盤が「Ono Innovation Platform(OIP)」です。
OIPのプログラムの1つに、ベンチャー企業に1年間出向する「V2V(Voyage to Venture)」があります。成長途上のベンチャー企業という前例や実績のない環境で自ら考え行動することで、挑戦・成長し続けるマインドを醸成します。

概要

配信元:日経ESG

公開日:2024/3/26

本記事をすべて見る

 

 

合わせて読みたい

grid

お問い合わせ

CONTACT

無料トライアルご希望の方、お見積もりはこちらからお問い合わせください

arrow
お問い合わせ