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マネーフォワード、英語化プロジェクトで日本語不問のエンジニアを採用 

紹介

マネーフォワードは、60以上のソフトウェアサービスを提供するフィンテックのリーディングカンパニーです。

2021年秋、2024年度末までにエンジニア組織を完全英語化するという大胆な目標を掲げ、日本語中心だったエンジニア組織を完全英語環境にシフトさせる挑戦に乗り出しました。

本記事では、同社が取り組む英語化プロジェクトについて、具体例と共に紹介します。
人事部や海外事業部の方は人材採用の参考記事としてお役立てください。

ポイント

ポイント➀

当初は日本語能力のあるエンジニアを採用していた同社ですが、2021年にグローバル採用部を立ち上げ、これまでの方針を一新、日本語が話せない外国籍エンジニアの積極採用を打ち出しました。

日本語が話せない外国籍エンジニアを受け入れるため、初の英語公用語チーム「Team Nikko」を結成、Team Nikkoの成功事例をロールモデルとして他のチームに共有、2022年末までに複数のエンジニアチームを完全に英語化することができました。

また、日本人メンバーが外国籍メンバーに日本語を教える制度「TERAKOYA」を実施、単なる日本語学習の場にとどまらず、異文化交流や職場での人間関係構築の一環として、外国籍メンバーが日本で生活するためのノウハウを自然と学ぶ貴重な機会となっています。

ポイント②

同社は日本人エンジニアの英語学習支援にも力を入れています。
レベル別のカリキュラムや、効率的な学習方法を教えるコーチングを導入、さらに英語学習の対象者は、1日3時間まで業務時間内に英語学習を行ってよいという特別ルールが設けるなど、仕事と学習のバランスを保ちながら英語力を向上させることができる環境が整えました。

併せて、外国籍エンジニアがスムーズに日本で働ける環境を整えるため、オンボーディングやリロケーションサポート、アナウンス等の英語/日本語併記等の取り組みを行っています。

さらに、グローバル標準で納得感のある評価制度の実現、ハイレイヤーポジションにおける日本人と外国籍メンバーの比率をおおむね同等にすることを目指し取り組みを進めています。

ポイント③

約3年の歳月をかけて、同社は「エンジニア組織完全英語化」という目標を達成しました。
その結果、国籍に関わらず、日本語不問でエンジニアを採用できる環境が整い、特にアジアのトップ大学出身の優秀なエンジニアを採用することができました。
これは、日本語が話せるエンジニアをターゲットした採用施策では実現が難しかったことです。

日本企業が米国企業と給与レンジで競争することは難しい現実がありますが、日本のカルチャーに興味を持ち、日本で働くことに魅力を感じるエンジニアは少なからず存在しています。
グローバルな視点で採用を強化し、外国籍の優秀なエンジニアにアプローチするためには、彼らを惹きつける環境や文化をしっかりとアピールすることが重要です。

概要

配信元:Japan Dev

公開日:2024/11/19

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