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グローバル人材育成ニュース
海外売上高比率の企業や
グローバル人材育成に積極的な企業の事例をご紹介
機械工具の国産化を目指して富山県に創立された株式会社不二越。
多彩な事業・技術を併せ持つ総合機械メーカーとして成長し、「NACHI」ブランドとして市場はグローバルに広がり、「企業は人なり」の企業理念の下、人材育成に力を入れ、日本のものづくりの発展に貢献しています。
本記事では、同社が取り組むグローバルな人材育成、攻めの経営について、具体例と共に紹介します。
人事部や海外事業部の方は人材採用の参考記事としてお役立てください。
同社は1928年、輸入工具が主流であった時代に、機械工具の国産化を目指して創業,「ものづくりは良い材料から」という考えの下、特殊鋼を内製化、材料から製品まで、ものづくりのプロセスに一貫して関わる事業形態が一番の強みになっています。
同社の市場はグローバルで、現在の海外売上高は53%、将来的には6割を目標としており、海外に29カ所の拠点(販売14社、生産15社)があり、世界中で品質の高いサービスを提供できるのが強みです。
連結の売上高は2654億円(2023年度)、常に市場の変化の先を読みながら“攻めの経営”を実行しています。
同社は企業理念の一つである「企業は人なり」に基づいて、充実した教育・研修体系を構築しています。
国内の製造所(工場)が富山県内に集中しているので、入社後は商品知識や業務の遂行に必要な能力を身に付けるため、全員が富山で勤務し、新入社員研修後は各部署に配属され、仕事をしながら技術系・事務系を問わず、技術に関する教育や経理研修を受けます。
またグローバル人材育成として、若いうちに座学と実学の両軸で教育を行い、広い視野を持ちグローバルに活躍できる多様性のある人材を育てたいという思いから、2カ月間の海外語学留学(全員)がある事が大きな特徴です。
福利厚生が整っている事も同社の大きな特徴と言えます。
社員寮と研修室を備えた複合施設「ナチ富山ドミトリー」、社員の健康維持のために自社で運営する「不二越病院」や、社員の子育てを支援する「不二越あじさい保育園」、さらに社会の要求に応える技術者を養成するとの思いから創立した「不二越工業高等学校」があります。
「人生の中で多くの時間を費やす仕事は楽しくなければならないし、仕事を通じて自分が成長していると感じてほしい。当社は失敗を恐れずチャレンジする人を求めています。誰もが失敗を経験して成長します。仕事をする中で自らが成長し“生きがい”を実感してほしい。そのためのチャンスを数多く与えている会社です」と原代表取締役は語ります。
配信元:DIAMOND ONLINE
公開日:2024/12/11
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