外国人材の仕事観、治安や福利厚生へは高い満足度、一方言語環境や給与への不満も
統計調査
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参考となる統計調査をご紹介
この度、外国人材の日本での仕事観とキャリアに関する実態調査が実施されました。
近年では“労働人口の減少”が国内の深刻な課題となり、人手不足に直面する企業が増えています。
こうした状況において、外国人労働者の雇用や活用は人手不足の一つの解決策として重要視されていますが、円安や物価高の進行、給与水準向上の遅れにより、外国人材が日本で働くことの優位性が以前よりも低下していると考えられます。
本記事では同調査結果をもとに日本での外国人材のキャリアに対する考え方をご紹介します。
人事部や海外事業部の方は、グローバル人材採用の参考記事としてお役立てください。
「今後のキャリアをどのように考えているか」について尋ねると、68.6%が「日本で長期的にキャリアを構築したいと考えている」と答えました。
なお同回答は、次点の「明確には考えていない」(10.7%)や「日本での企業やビジネス展開を計画している」(9.7%)とおよそ60ポイントの差をつけて断トツとなっています。
画像引用:HRプロ
続いて、「今後の“なりたい自分の姿”を思い描けているか」と質問したところ、「しっかりと思い描けている」(55.7%)、および「ぼんやりとだが思い描けてる」(31.4%)の合計は87.1%となり、9割弱が「思い描けている」との結果になり、日本で就労経験のある外国人材は目標を明確に設定できている人が多いと言えるでしょう。
画像引用:HRプロ
「“なりたい自分”になるために行っていること」を尋ねた結果、最多となったのは「スキルアップ」で64人、次いで「勉強・資格取得」が46人で続く結果となりました。
本調査から、7割に迫る外国人労働者が「日本で長期的にキャリアを構築したい」と考えていることがわかり、さらに9割弱が日本でのキャリアにおいて“なりたい自分の姿”を思い描けており、そのために必要な行動も理解して実行できている様子が見受けられました。
外国人材の日本での仕事観やキャリア観について正しく把握したうえで、今後の社内での受入れや定着につなげていく事が重要であると言えます。
画像引用:HRプロ
2024年9月26日~10月3日
309名
インターネット調査
配信元:HRプロ
公開日:2024/11/11
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