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海外就職に関するZ世代の意識調査、過半数「海外で働きたいと思わない」低下する海外志向の理由とは

紹介

20代の若者向けに海外就職に関する意識調査が実施されました。
現在就活をしている20代は海外就職についてどう捉えているのでしょうか。

本記事では同調査結果をもとに、Z世代の海外就職への思いと今後の課題についてご紹介します。
人事部や海外事業部の方は、グローバル人材採用の参考記事としてお役立てください。

ポイント①

「海外で働いてみたいか?」の問いに、過半数が「思わない」と回答する結果となり、「思う」としたのはほぼ4人に1人の割合となりました。

「思う」とした理由については「日本の経済が不安だから」「給料が高い印象がある」という経済的ニーズのほか、「視野を広げたい」「グローバルな人材に成長したい」「海外経験を活かしたい」「海外で生活してみたい」という意見が多数となりました。

「思わない」理由で最も目立ったのは「日本が好きだから」「治安が不安」「語学力に自信がない」など適応面での不安も多いほか、「家族や友人の近くで暮らしたい」「地元から離れたくない」など、家族・友人と離れることへの抵抗感の強さもうかがえます。

海外就職のメリットは明確に把握しているものの、将来への不安がそれを上回っている状況と言えるでしょう。


画像引用:株式会社UZUZ

ポイント②

海外勤務に意欲を示す若者が働きたい国はどこなのでしょうか。
同調査によると、アメリカが最多で約3割、次いでヨーロッパ、オセアニア、東南アジア、日本からもっとも近い中国・韓国・台湾は1割に満たない結果となりました。

理由として「行ったことがある」「学んだ語学を活かせる」「雰囲気や文化が好き」「最先端の世界に触れられる」「これからの発展が見込める」「治安が良さそう」「日本人が多そう」などの回答が目立ちます。


画像引用:東奥日報社

ポイント③

海外就職のため具体的に準備していることは「語学の勉強」が最多、次に「ワーキングホリデーのリサーチ」と「物価や平均給与などの情報収集」が多い結果となりました。

海外就職の準備を進める上で最も多い「語学の勉強」においては、海外就職のプランを整理し、必要な言語、語学レベルを明確にしてから臨むことが重要です。

「とにかく語学力を上げる」ことが目的となってしまっている場合は、海外就職と直結していないケースがあるのです。海外就職を真剣に考えているのであれば、まずは情報収集や現地で働く人とのつながりを作り、「手段(準備)」を明確にしてから臨むことが重要です。


画像引用:東奥日報社

調査詳細

調査概要

海外就職に関するZ世代の意識調査

調査期間

2024年2月26日~2024年4月9日

調査の対象

既卒・第二新卒、新卒として就職活動中の20代男女

調査方法

アンケート調査

有効回答数

1118名(既卒者:207名、第二新卒:726名、新卒:185名)

概要

配信元:株式会社UZUZ

公開日:2024/4/26

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