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生活費都市ランキング2024、1位は3年連続で香港

紹介

この度、生活費都市ランキングが発表しました。

世界226 都市を対象に生活費をランキング、物価や住宅価格の変動、駐在員の生活の質について考察しています。

本記事では、同調査の結果を基に、駐在員が直面する問題、企業に求められる対策等についてご紹介します。
日本企業の海外事業展開に関する戦略立案等における指標としてご利用いただけます。

ポイント

➀世界で最も物価の高い都市TOP10は、その半数が西ヨーロッパの都市となり、そのうち 4 都市はスイスに集中する結果となりました。1位は三年連続で香港、続いてシンガポールが2位にランクインします。
一方最も物価の安い 2 つの都市は、ナイジェリア のラゴスとアブジャという結果になりました。

画像引用:Mercer

②同ランキングの重要な要素である住宅費は2023年~2024年にかけて世界中で大きく変動しました。その推移は都市間で大きく異なり、たとえばトルコのイスタンブールでは平均価格が301%上昇した一方で、テルアビブでは22%、ベラルーシのミンスクでは10%下落しました。

高額な住宅費は時に駐在員の収入に影響を及ぼすケースもあり、経済的ストレスや生活水準の低下の要因につながり、従業員の士気や生活満足度に悪影響を及ぼす可能性があります。

このような状況下、会社にとって優秀な駐在人材を確保することはますます困難になっており、住宅手当や教育手当、医療保険補助金などを含む競争力のある報酬パッケージを提供する事が重要であると言えるでしょう。

画像引用:Mercer

③絶えず変化する世界情勢下、生活費の他に、安全性、環境への配慮、インフラ等の要素が駐在員の生活の質において重要な要素となります。低コストかつ質の高い生活を実現出来る都市を見つけることは非常に難しく、生活費と生活の質の相関関係は複雑であり、時に国際問題が影響を及ぼすケースもあります。

このようは状況下において、駐在員の生活は困難にさらされ、結果として企業にとって優秀な人材の確保と維持が困難となっています。また、報酬や福利厚生のコストが増加し、人材の流動性が低下、運用コストが上昇しています。

企業には各都市の生活費の傾向と従業員の生活への影響を把握する事、競争力のある報酬パッケージの提供、サポート サービスの提供、代替の人材調達等の革新的なソリューションを模索する事が求められています。

画像引用:Mercer

概要

配信元:Mercer

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