「外国人材と共に働く日本人意識調査」企業に求められる対策とは
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参考となる統計調査をご紹介
神田外語学院は、外国人材を採用した経験がある採用担当者を対象に「外国人材採用」に関する調査を実施しました。
近年、多様性と国際化の進展に伴い、多くの企業が外国人材の採用を積極的に進めています。
外国人材を採用したことがある企業は、どのようなことがきっかけで外国人材を受け入れるようになったのでしょうか、また、採用後にどのような課題に直面しているのでしょうか。
本記事では、同調査結果を基に企業の外国人採用の実態についてポイントを紹介します。
人事部や海外事業部の方は、グローバル人材採用の参考記事としてお役立てください。
「外国人材を採用し始めたきっかけは何ですか?」と質問したところ、「人手不足解消」との回答が最多、次いで「優秀な人材確保」「若い人材の確保」と続きました。人手不足の解消のみならず、競争力の向上や将来的な成長を見据えた人材戦略の一環として外国人材の採用を進めていることが示唆されました。
さらに「外国人材を採用する際に重視したことは何ですか?」と質問したところ、「日本語能力」「コミュニケーション力」「専門知識・スキル」等が挙げられました。
外国人材に任せている仕事内容TOP3は「エンジニア」「製造」「営業」となり、企業は、技術的な専門知識、製造現場での即戦力、異文化に対応できる営業力を求めて、外国人材を積極的に活用していることがうかがえます。
また外国人採用による好影響につていは、「グローバル化推進への理解、意識醸成」「日本人社員への刺激」「異文化・多様性への理解の向上」などが挙げられました。
画像引用:神田外語学院
「外国人材を採用後、どのような課題を感じましたか?」と質問したところ、「社内のコミュニケーション(57.0%)」と回答した方が最も多く、次いで「言語の壁(52.6%)」「文化の違い(36.4%)」と続きました。
約6割の方が、社内のコミュニケーションを課題に挙げています。言語の壁と文化の違いがコミュニケーションを阻害し、チームワーク醸成の障壁となっているケースもあるのかもしれません。
画像引用:神田外語学院
「外国人材を職場に受け入れるにあたり何か支援をしていますか?」と質問したところ、「日本人従業員との交流の場の提供」「語学研修」「異文化理解の場の提供」がTOP3となりました。
「管理職またはブリッジ人材として外国人材に求める点や能力」について質問したところ、「コミュニケーション能力」と回答した方が最も多く、次いで「異文化理解力」「マネジメントスキル」と続きました。異文化環境においてリーダーシップを発揮できる外国人材を求めていることがうかがえます。
調査の結果から、外国人材活躍促進のため外部に依頼したい研修内容として、日本語研修や異文化研修という回答が多く、日本の企業風土やビジネス習慣に対する理解力を養い、活躍できる外国人材を育成したいと考える企業が多いことが示されています。
画像引用:神田外語学院
「外国人材採用」に関する実態把握
調査回答時に外国人材を採用した経験がある採用担当者&在留資格「技術・人文知識・国際業務」(技人国ビザ)を取得している外国人材を採用した経験があると回答したモニター 407人
2024年6月13日(木) ~ 2024年6月16日(日)
配信元:神田外語学院
公開日:2024/7/9
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