「外国人材と共に働く日本人意識調査」企業に求められる対策とは
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参考となる統計調査をご紹介
海外拠点のある日系企業に勤める新入社員と3年目の社員、合計820人を対象に「新卒1年目・3年目社員のグローバル意識調査」が実施されました。
世界経済のグローバル化が進む現在、若手社員はグローバルにつながる仕事や海外での勤務をどのように捉えているのでしょうか。
本記事では同調査結果を基に、若手社員のグローバル思考ついてポイントを紹介します。
人事部や海外事業部の方は、グローバル人材採用の参考記事としてお役立てください。
はじめに「グローバルな仕事にどの程度興味があるか教えてください」と質問したところ、「日本国内で外国の企業や外国の方と関わる仕事に興味がある(55.7%)」「海外で働き、グローバルな環境で活躍することに興味がある(22.0%)」「興味がない(22.3%)」という回答結果になりました。
「興味がない」と回答した方にその温度感及び理由を質問したところ、「絶対に海外で働きたくない(45.9%)」と回答した方が最も多く、次いで「語学面の不安(16.9%)」「生活面の不安(15.3%)」と続きました。
「日本国内で外国の企業や外国の方と関わる仕事に興味がある」と回答した方にその理由を質問したところ「パートナーの仕事や嗜好性、関係性を尊重したいから(48.4%)」と回答した方が最も多く、次いで「日本での友達や家族を大事にしたいから(37.9%)」「日本が安全だから(31.1%)」と続きました。
画像引用:南日本新聞
冒頭の質問で、「海外で働き、グローバルな環境で活躍することに興味がある」と回答した方にその理由を質問したところ、「自己成長(45.6%)」と回答した方が最も多く、次いで「チャレンジングな仕事(45.0%)」「外国語を使いたい(31.7%)」と続きました。
さらに希望する時期について男女別で比較すると、女性は3~5年目、男性は6~10年目という結果になり、女性の方が男性よりも入社後の早い段階で海外駐在をしたいと考えており、ライフイベントを想定していることがうかがえます。
若手のうちから、グローバルな仕事とはなにか、グローバルな仕事が自身のキャリアとどのようにつながっているか考える機会を提供することは、非常に重要だと言えるでしょう。
画像引用:南日本新聞
「海外で働くことの障壁となっているポイントは何ですか?」と質問したところ、「言語の壁(49.5%)」「文化の違い(40.6%)」「外国人とのコミュニケーション(36.5%)」という結果になりました。
さらに「グローバルな環境で成功するために、どのような研修やプログラムがあるといいと思いますか?」と質問したところ、「外国語習得支援(41.5%)」が最多、次いで「コミュニケーション実践研修(30.0%)」「グローバルキャリアセミナー(28.4%)」「短期間の海外体験プログラム(23.9%)」と続きました。
海外での仕事内容や海外勤務者の生活について知る機会が十分でない事が原因となり、語学面や生活面に不安を抱えている若手社員が多いことが伺えます。研修等を通じて駐在生活の実態を伝えることは重要である言えるでしょう。
画像引用:南日本新聞
新卒1年目・3年目社員のグローバル意識調査
調査回答時に新卒1年目、新卒入社3年目であると回答したモニター820人
(※海外拠点のある企業にお勤めの方対象)
2024年4月23日(火)~2024年5月9日(木)
インターネット調査
配信元:南日本新聞
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