外国人材が長く働きたい会社とは?企業に求められる環境づくりと制度の活用
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グローバル人材育成に積極的な企業の事例をご紹介
パナソニックグループでは、グローバル各地域において多様性に富んだ人材が力を最大限に発揮できるよう、それぞれの地域ごとの課題に応じて様々なDEI推進の活動に取り組んでいます。
本記事では、同社が取り組む活動について具体例を交えてご紹介します。
人事部や海外事業部の方は、参考記事としてお役立てください。
パナソニック ライフソリューションズ インドでは、多様な人材の採用、能力に連動した報酬体系導入によるジェンダー報酬格差の改善、キャンパス・リクルーティングによるタレントのプール化や年齢構成の適正化を進めています。他に社内イベント「Face Off」や、研修プログラム「Think Beyond」など多くの取組を行っています。
パナソニック ベトナムではDEIコンペティションを通じて、チームメンバーの多様性を活かし、イノベーションを加速できる環境づくりに取り組んでおり、個々の力を引き出すことが会社全体の社員エンゲージメントの向上につながると考えています。また、人事部門によるDEIディスカッションやゲームの作成、DEIニュースレターの配信も行っています。
パナソニック・ド・ブラジルでは、DE&Iプロジェクトを実施、同育成プログラムを通じて、アンコンシャス バイアスの正しい知識を社内に広めています。さらに、社内向けカレンダーやニュースレターにDEIに関する情報を積極的に掲載しています。また、障がいのある社員が働きやすい職場づくりのためにアクセシビリティの推進にも取組んでいます。
パナソニック ヨーロッパではジェンダー平等推進を目的として2019年に女性リーダーシップ・プログラムを開始、女性人材が活躍出来るプラットフォーム、女性特有のリーダーシップ上の課題における議論の場、および健全なブレインストーミングが可能な環境を提供しています。また、ジェンダー平等の強化、女性社員のキャリアサポートのため2021年にWomen Connect Europeを設立しました。
他にも、インクルーシブな文化醸成を目的とするアンヘルプフル バイアス教育プログラム、欧州におけるDEIを支援する汎欧州HRチーム「DIAG」の設立、社員の民族的な多様性に焦点を当てた新しいビジネス・インパクト・グループ「Embrace」の結成など、多くのDEIへの取り組みを進めています。
パナソニックノースアメリカでは、事業をより良い形で発展させるためにDEIが重要であると考え、心理的安全性の高い職場環境づくりを推進しています。2023年「LGBTQ+職場インクルージョンのリーダー賞」を受賞、LGBTQ+の社員のためのあらゆる改革に社員が主体的かつ慎重に取り組んできた成果といえます。主な実績として、サプライヤーの多様性ポリシーやLGBTQ+福利厚生ガイドの制定、トランスジェンダーの社員および同居するパートナーへの医療保険の適用拡大などがあります。
他にも柔軟な休暇の取得を目的とする有給休暇制度の拡大、多様なサプライヤーの参画促進、アンコンシャス バイアス研修の強化、DEIへの貢献度を評価対象に含む人材評価プロセスの導入、などDEI推進に積極的に取り組んでいます。
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