世界の店舗賃料ランキング世界1位はニューヨークのマンハッタン五番街

紹介

Cushman & Wakefieldが2023年度版の世界の店舗賃料ランキング「世界のメインストリート」を発表しました。
このランキングでは対象となる世界各国の店舗の1スクエアフィート（0.093平米）あたりの年間賃料を比較・評価しています。

人事部や海外事業部の方は、グローバル人材の人員配置等の参考記事としてお役立てください。

ポイント

①世界1位となったのはニューヨークのマンハッタン五番街で2,000米ドル、以下2位ミラノのモンテナポレオーネ通り1,766米ドル、3位香港の尖沙咀メインストリート1,493米ドル、4位ロンドンのニューボンドストリート1,462米ドル、5位パリシャンゼリゼ通り1,120米ドル、6位東京の銀座912米ドルと続く結果になりました。

画像引用：香港BS

②2022年度版で世界2位だった香港の尖沙咀は今年は3位となり、店舗賃料はコロナ前の2019年に比べて39％下落しています。1位のマンハッタン五番街はコロナ前から14％上昇、2位のミラノのモンテナポレオーネ通りは31％上昇しています。また、6位の東京の銀座は賃料に変化はありませんでした。

③同レポートアジア太平洋地域ランキングにおいては、1位香港の尖沙咀、２位香港の銅鑼湾に続いて、3位銀座、4位表参道、6位大阪御堂筋、7位新宿と日本の多くのエリアがランクインしました。クッシュマン社は「アジア太平洋地域の市場の半分以上がパンデミック中の賃料下落から完全に回復していないが、過去1年間で改善が見られており、特に香港は回復のポテンシャルが最も高い市場として際立っている」と述べています。