女性社員の起用がカギ、海外駐在員の人材不足、企業の抱える課題とは?
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50か国以上の多国籍のエンジニアを採用しグローバル企業として急成長を遂げた株式会社メルカリ。
本記事では2018年12月にメルカリに入社し、執行役員CHROに就任した木下達夫さんへのインタビューを通じて、同社がどのような方法で日本語話者と英語話者の双方にとって働きやすい環境づくりを進め、グローバル化に成功したかについて具体的に解説しております。
人事部や海外事業部の方は、グローバル人事戦略策定等の参考記事としてお役立てください。
①外国籍社員の採用開始当初、英語話者採用のリスクを懸念する声が多い状況において重要だった事は「世界的なマーケットプレイスをつくるためには社内の英語化は必要不可欠である」というダイバーシティ・インクルージョンの指針を経営陣が明確に示す事でした。また、英語話者のための通訳・翻訳の専任チームを発足し英語話者が働きやすい環境を実現、さらに主にエンジニア部門における日本人マネージャーの英語力強化と英語話者マネージャーの増員に取組みました。
②同社は「両方が歩み寄る」インクルージョンの考え方を大事にしており、英語話者に対しても生活レベルの日本語の習得を推進しています。ネイティブではない者同士が互いに分かりやすく話す「やさしい英語、やさしい日本語」という考え方を導入し、どちらかの話者を優遇するのではなくお互いに配慮し合いながら歩み寄る形にこだわった結果、今ではエンジニア部門の50%以上が外国籍、50カ国以上の社員が働いており取組の成果を上げていると言えます。
◎外国人への無意識の思い込みや偏見を取り除き双方の文化的違いへの理解を促すため、アンコンシャス・バイアスの研修やクロス・カルチュラル・コニュニケーションの研修を行いました。後者においてはエリン・メイヤー氏の『カルチャー・マップ』を参考に互いの文化的違いを可視化する事が可能となり、チームメンバー同士の相互理解が深まる事が期待されています。
配信元:Yahoo!ニュース
公開日:2023/06/13
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