女性社員の起用がカギ、海外駐在員の人材不足、企業の抱える課題とは?
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駐在ファミリーカフェは、海外駐在員、および駐在経験者を対象に「海外赴任と家族へのサポート」に関するアンケート調査を実施しました。
駐在員配偶者の現状や駐在経験者の考え、駐在家族が必要としているサポートなどについて調査しています。
本記事では調査結果のポイントを紹介します。人事部や海外事業部の方は、グローバル人材採用の参考記事としてお役立てください。
ポイント①
駐在員配偶者のキャリアの現状は、帯同を理由に退職した方が45.2%、帯同せず日本で仕事を継続する方が12.5%、休職制度(産休・育休含む)を利用して帯同する方が11.6%という結果になりました。他にも海外からリモートで仕事を継続する方、現地採用で就職する方など働き方が多様化していることがわかります。
共働き世帯が多い現代において、配偶者のキャリア継続を望む声が多く、「家族のサポートに専念してほしい」という従来の考え方は10%を下回りました。一方、駐在ファミリーカフェが実施した「駐在妻の再就職アンケート」結果からは、帯同により退職した配偶者の正社員比率は、帯同前の約78%から本帰国後の再就職では約29%まで低下しており厳しい現状が伺えます。
画像引用:株式会社グローバルライフデザイン
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海外での仕事に悩みや不安があると答えた駐在員は53.7%で、その内容は、言語・文化の違い、本社の理解・サポート不足、治安・拘束リスク、帰国後のキャリア形成、医療や健康面、仕事とプライベートの区切りの曖昧さ等があがり、生活面への言及も目立つ結果となりました。
再度海外赴任の辞令が出た場合に承諾したいと考える駐在経験者は60.0%、承諾しないと答えた方は5%以下に留まりました。多少の困難はあるものの、駐在生活は駐在員にも家族にも有意義であることがわかります。一方で、赴任地、子の年齢、配偶者のキャリア、親の介護など、家庭の状況によって帯同が難しいケースが存在しているのが現状です。
画像引用:株式会社グローバルライフデザイン
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駐在家族のサポートについては、乳幼児育児の心的負担、幼児教育・保育の経済的負担、子女教育、配偶者のキャリアサポートなど、帯同家族関連のサービスへ不満が集中しています。
アンケートの結果から、配偶者にとって環境適応における支えは、家族外の情報提供者とコミュニティの存在であることがわかります。また、配偶者のキャリアサポート・カウンセリングの利用ニーズは大きく76.7%にのぼります。
海外赴任に伴う家族の選択は多様化しています。これまで以上に個々の家庭の状況に合わせたサポート制度の認知・利活用が重要であると言えるでしょう。
画像引用:株式会社グローバルライフデザイン
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配信元:株式会社グローバルライフデザイン
公開日:2024/04/02
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