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経団連~グローバルな市場創出に向けた 国際標準戦略のあり方に関する提言~

紹介

国際標準や規制、認証等から成る戦略的なルール形成はグローバルな市場創出や産業競争力の向上に有効なツールです。

急速な少子高齢化に伴い国内市場が先細る今、グローバル市場を能動的に切り拓いていく必要があり、産学官が緊密に連携し明確なビジョンの下、ルール形成の一環として国際標準戦略を策定・実行することが急務と言えます。

本記事では日本経済団体連合会が発表した「グローバルな市場創出に向けた国際標準戦略のあり方に関する提言」を基にそのポイントと課題について解説します。

人事部や海外事業部の方は、グローバル人材採用の参考記事としてお役立てください。

ポイント

ポイント➀

国際標準を活用したグローバルな市場創出に向けては、国としての組織設置およびグローバルな仲間づくりに加えて、エコシステムの構築が欠かせません。

現状、民間企業や業界団体、政府、アカデミア、規格作成機関、認証機関等の多様なプレーヤーから成るわが国のエコシステムについては、人材の高齢化をはじめ様々な課題が指摘されており、リーダーシップを発揮できる人材が近い将来枯渇する懸念があります。

エコシステム構築・強化のための重要な施策の一つが人材の確保・育成です。
コンセプトを打ち出すのみならず、企画立案やマーケティング、英語での交渉、規格の国際的な活用・普及に向けたアドボカシー等、多様な能力・スキルを有する人材が求められます。

画像引用:一般社団法人 日本経済団体連合会

 

ポイント②

標準化人材を確保・育成する観点から、取り組むべき施策として、「キャリアロードマップの策定・見える化」が挙げられます。

多様な人材を取り込むために、各企業・業界団体には、標準化人材のキャリアロードマップを策定・見える化し、その魅力を発信することが求められれています。

さらに、短期的には若手人材にインセンティブを付与すること、中長期的には標準化に関わった人材が幹部職員や役員としてキャリアアップする事例を積み上げることが期待されています。

 

ポイント③

さらに「標準化人材情報 Directory との連携による専門人材プールの構築と活用」が施策として挙げられます。

国際標準化を担う人材に求められる多様な能力を一社員が獲得するための人材育成は個人・会社の双方にとって容易ではありません。

そこで、政府が整備を進めている「標準化人材情報 Directory」と連携し、海外人材を含めた幅広い人材から成る「専門人材プール」を構築し活用する事が現実的です。専門人材プールの活用を通じて、国際標準化を担う人材市場を活性化させ、流動性を高めることが中長期的に重要であると言えるでしょう。

画像引用:一般社団法人 日本経済団体連合会

概要

配信元:一般社団法人 日本経済団体連合会

公開日:2024/02/20

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