女性社員の起用がカギ、海外駐在員の人材不足、企業の抱える課題とは?
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2022年4月に就任した藤江太郎社長のもと、2030年までに食品系事業とアミノサイエンス系事業の事業利益比率を1:1にするという目標を掲げた味の素株式会社。
「おいしく食べて健康づくり」という創業者の志は、基本方針「Ajinomoto Group Creating Shared Value」へと受け継がれ、現在世界36カ国に拠点を置き、130以上の国・地域で商品を販売しています。
本記事では、2020年にグローバル人事部長に抜擢された山本直子さんへのインタビューから、同社の目標遂行におけるポイントを具体例と共にご紹介します。
人事部や海外事業部の方は、参考記事としてお役立てください。
①入社以来、国内事業で営業・開発マーケティングやブランディングを担当, その後海外食品の事業部を経てタイに4年間出向、マレーシアでは現地法人の社長を3年間務め、2023年に執行理事 人事部長に就任した山本直子さん。海外経験を通じて国籍・性別等の属性に関わらず「何を大事にしていて、それに対して私がどう関わりたいか」を伝える事の重要性、まさにDE&Iにも通ずる概念の大切さを痛感したと語ります。
②2022年4月に藤江太郎氏が社長に就任以来、長期ビジョン「中期ASV経営2030ロードマップ」のもと、食品系事業とアミノサイエンス®系事業の事業利益比率を1:1にするという目標に取り組む同社、この実現においてDE&Iの推進は非常に重要な要素であると考えます。多様な人材の獲得のためジェンダー、ジェネレーション、キャリア採用に注力、2014年からテレワーク制度、2017年から「週4日どこでもオフィス」制度を導入。さらに2020年から女性のキャリア形成機会を提供する「AjiPanna Academy」、新規事業創出プロジェクト「A-STARTERS」がスタートしました。
③2023年度、年間採用計画の半分強がキャリア採用となっている同社、人が混ざると空気がかわり、言葉が変わり、入ってくる情報が変わる、DE&Iの必要性に社員が気付き始めています。また、2022年秋には若手社員向けのサステナビリティ体感型研修「AJINOMOTO GROUP Dialogue for the Future」をスタート。味の素の新しいパーパスである「アミノサイエンス®で、人・社会・地球のWell-beingに貢献する」への理解・共感を深め、DE&Iを一体的に推進し、「対話」を軸に人を育てる取り組みを進めています。
配信元:MASHING UP
公開日:2023/12/22
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