INSIGHT ACADEMY 導入事例

住友重機械工業株式会社様

国内では学びづらいグローバルマインドやスキルを、幅広く体系的に習得できる点が育成方針と一致

一般産業機械から最先端の精密機械、さらに建設機械、環境・プラント機器までをカバーする総合機械メーカーの住友重機械工業株式会社。
創業から100余年の伝統のなかで培ってきた「モノづくり」の精神は、品質の高い製品と確かなソリューションを日本のみならず世界各地のお客さまに提供し、社会や産業基盤を支えています。
海外子会社比率 74.5%、海外従業員比率48.8%と高い比率をもつ同社に「INSIGHT ACADEMY Eラーニング」導入背景や活用方法、受講者の声などを伺いました。

[お話を伺った方]
人事本部 人事マネジメント部 グローバル人事グループ 主査 浅見 知弘さま
人事本部 人事戦略部 人材開発グループ 主事        高安 洋基さま
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社名
住友重機械工業株式会社
業種
機械
従業員数
25,303 名 ( 連結 )
グローバル拠点
進出先:32か国
設立
1888年
ウェブサイト
https://www.shi.co.jp/index.html
受講対象者
  • 海外駐在員
  • 海外駐在前
  • 海外部門
  • プール人材
  • 国内社員全般

導入の背景

● グローバルに対応できる人材を育成するカリキュラムが不足していた
● グローバルマインドの醸成やグローバルビジネススキルの獲得の必要性を感じていた

選定のポイント

● 一般的なグローバル系のコンテンツだけではなく、経営知識やマネジメントなどのビジネススキルもグローバル目線で展開されている
● 異文化理解や海外を相手に業務を行う上で必要な知識を体系的に学べる

導入効果

● 実戦的な講座も多くあり、海外ビジネスにおける専門知識やスキルの習得に役立っている
●「今後に向けて意識面の備えができた」、「これを意識して今後のコミュニケーションに生かしてみたい」といった前向きな声が多く寄せられている

受講者の声

● 日本で当たり前とされる前提を見直し、海外との違いを深く理解できた。この気づきが異文化での業務に役立つと感じている。
● 異文化理解には表層的な部分と深層的な部分があり、特に深層的な部分の理解が重要であると認識した。
 また、各国のビジネス文化を項目別に可視化することで、日本での立ち振る舞いとの違いを明確に把握する方法を学んだ。

日本国内では学びづらいグローバルマインドやグローバルビジネススキルを
体系的に学ぶことができ、グローバル人材育成の狙いと合致した

――INSIGHT ACADEMY導入のきっかけと決め手について教えてください。

当時、「グローバルに対応できる人材を育成するカリキュラムが不足している」という課題がありました。
海外赴任が決まった社員向けの研修は用意していましたが、その候補者となる人材に対する教育プログラムは整備できておらず、新入社員の導入研修の中で「グローバルマインド」を扱う講義を展開する程度にとどまっていました。

そのような状況の中、「INSIGHT ACADEMY E ラーニング」をご紹介いただきました。
グローバルマインドや異文化理解、語学といった一般的なグローバル系のコンテンツだけではなく、経営知識やマネジメントなどのビジネススキルの部分についても、グローバル目線でコンテンツが展開されている点に魅力を感じました。

外国籍の人材とビジネスをする際の留意点等は日本国内ではなかなか学べる機会がありませんが、INSIGHT ACADEMYでは、異文化理解や海外を相手に業務を行う上で必要な知識を体系的に学べることが決め手となり、導入に至りました。

導入にあたっては、階層を問わず自身の業務内容やキャリア目標に照らして講座を選択し受講できる「SHIオープンカレッジ」の一つに組み込む事としました。

Eラーニングのコンテンツとして環境を問わず受講ができる他、
カバー範囲が広く対象者に応じて様々なカテゴリーの講座を受講できるのはありがたい

ーーINSIGHT ACADEMYを導入してよかったことはありますか?

導入当時の当社の教育プログラムは集団研修や対面研修が主流でしたが、INSIGHT ACADEMYは早くからグローバル人材育成に特化したEラーニングを展開していた印象があります。
そのため、コロナ禍の影響を受けた時期でも環境を問わず受講でき、Eラーニングの活用方法や受講者への案内方法など、ノウハウがしっかりと蓄積されていた点は非常に助かりました。

また、海外で勤務をする上では職種を問わず様々な知識が必要とされる中、会計、マーケティング、法務など、多角的に学べる内容が非常に役立っています。
必要な知識を的確にカバーできる、充実したコンテンツだと感じています。

国別の講座も充実した内容を提供しており、赴任が予定している社員や既に駐在している社員は、対象国の講座を通してより実戦的で実務に即した内容を学ぶことができる等、受講者のニーズに応じて講座を選択できるのはとてもありがたいです。

◆国別駐在員研修シリーズ
https://insighta.jp/contents/category/course_of_working_abroad

◆実戦適用力シリーズ
https://insighta.jp/contents/category/practical_skills

グローバルビジネスを牽引する人材の育成プログラムにおける受講講座の一つとして有効活用している

――現在、リリースしている講座コンテンツの活用方法を教えてください。

2024年度よりSHI グループ全体で「グローバルタレントプログラム」を開始しました。

このプログラムは、グローバルビジネスを牽引する人材を育成するための取り組みで、各事業部門で人選されたメンバーがビジネススキルのEラーニングや語学レッスンのプログラムに取り組む事としており、その中の講座の一つに位置付け、異文化理解等のグローバルに関連するビジネススキルを「INSIGHT ACADEMY Eラーニング」を通じて学習しています。

実戦的な講座では「専門知識やスキルが身についた」「学んだことを活かして今後のコミュニケーションに挑戦したい」など、ポジティブな声が多く寄せられた

――受講者からの声はいかがでしょうか?

社内アンケートでは、「普段の日常業務では経験できないリアルな部分を学べた」といったポジティブな意見が多く寄せられました。
特にグローバルマインドに関する内容では、「今後に向けて意識面の備えができた」といった声がありました。

また、INSIGHT ACADEMYが作成した総括報告書*には、「英文契約書」など実戦に近い講座に対する感想も含まれており、「専門知識やスキル習得として非常に役立った」との意見も見られました。

特に『異文化理解概論』の講座は、満足度が非常に高いようです。
異文化理解のフレームワークである「カルチャーマップ」や「ホフステッドの 6 次元モデル」など、日常的には触れる機会が少ない内容が含まれており、私自身も海外駐在の経験を振り返りながら、「確かにこの国のコミュニケーションのスタイルはこうだな、だからこのような苦労があったな」と自分の感覚や経験と結びつくことが多々ありました。

特に海外駐在やグローバルビジネスの経験と連動させると、より理解度が高まる分野だと感じています。
周囲からも「異文化理解について学ぶ機会がこれまでなかったので、とても役立った」「これを意識して今後のコミュニケーションに生かしてみたい」といった前向きな声が多く寄せられています。

* 総括報告書とは
INSIGHT ACADEMY 導入初年度全体の総括・振り返りを行う MTG でご提出する報告書です。学習時間や受講率などの “定量分析” のみならず、受講者総括アンケートによる受講者の意識変化や行動変容などの“定性面”にもフォーカスした《学習効果検証》をまとめたもので、導入企業内のグローバル人材育成課題の洗い出しや、次年度以降の育成施策検討のために活用いただいています。また「E ラーニングを導入して終わり」ではなく、利用率の向上や学習理解度の促進に至るまで専属のコンサルタントが伴走サポートするグローバル人材育成支援サービス「GHR支援デスク」と併せて活用いただけます。

◆異文化理解概論
https://insighta.jp/set/696

専任コンサルタントの方と密に連携が取れるため、
必要に応じてこちらが出した依頼にもしっかり対応してもらえる

――INSIGHT ACADEMYの支援体制はいかがでしょうか?

専任コンサルタント*の方と密に連携を取れるので、大変助かっています。
毎月いただく学習履歴レポート*に「この情報を入れてほしい」など、こちらの要望にもしっかりと対応していただいているので、安心してお願いできます。

基本的にEラーニングは自主的に学習してもらうものなので、どうしても取り組み状況に個人差が出てしまいます。
進捗が良くない受講者には INSIGHT ACADEMYの学習促進リマインド*を活用しつつ、会社側からもフォローを行っています。

* 専任コンサルタントとは
Eラーニングを導入して終わりではなく実際に成果に結びつけられるように、専属コンサルタントが運営面においても貴社をしっかりサポートいたします。定量 / 定性的分析や育成効果の振り返りに至るまで国内唯一のグローバル人材育成専門会社としてのノウハウを活用し、貴社のグローバル人材育成全般をきめ細かく支えてまいります。

* 学習履歴レポートとは
受講者の学習合計時間やログイン率、平均学習時間の推移、視聴済みコースの一覧など、受講者の利用状況を可視化し毎月提出しています。未受講者 / 部署 / 拠点への個別フォローなど受講の更なる促進や、カリキュラム見直しなどに活用いただいています。

* 学習促進リマインドとは
Eラーニングは「いつでもどこでも学習が可能」といったメリットがある一方、個人の自由度が高いため、「忙しいので、優先順位が下がってしまっている」「学習そのものを忘れてしまう」等の理由から、学習進捗が芳しくないことがあります。受講者様のモチベーションをサポートできるよう、弊社事務局が受講者様一人一人の学習状況をチェックし、「学習促進リマインド」を定期的に行います。受講者様の学習意欲が維持できるよう徹底的にサポートすることで、Eラーニングの弱点とも言える課題を解決します。

グローバルタレントプログラムを確実に定着させることで、海外ビジネス領域で戦力となる人材を着実に増やしていきたい

――貴社のグローバル人材育成における今後の展望について教えてください。

まずは、グローバルビジネスを牽引する人材を育成するために始まったグローバルタレントプログラムを確実に定着させ、機能させていきたいと考えています。
その上で、海外駐在について計画的かつ戦略的な人材ローテーションを実現したり、「国内における海外ビジネス領域で戦力となる人材」を増やしていくことが目標です。

そのための取組みの一つとして、今後もINSIGHT ACADEMYを有効に活用していきたいと考えています。

 

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