グローバル人材として必要なスキルの基礎から、専門的な内容の講座まで一貫して学習ができる
世の中の様々なシーンでモノを移動させる手段は必要不可欠であり、それを可能にするのが株式会社キトーの「ホイスト」や「クレーン」等の機械。建設現場や工場の生産ライン、機械の整備工場、コンサート会場の照明・音響機器の吊り上げなど、多彩なシーンで使用され、国内外で高いシェアを誇っています。
50か国以上に製品とサービスを提供している同社にグローバル人材育成の課題やインサイトアカデミーのeラーニング活用方法、受講者の声等を伺いました。
- [お話を伺った方]
- 株式会社キトー 経営管理本部 人事部 人事グループ マネージャー 室井 利公さま
株式会社キトー 経営管理本部 人事部 人事グループ 神谷 暁嘉さま
課題と目的
● マネジメントスキル等の管理者としての教育が不十分だった
● 国別の特徴の外部研修は生活に特化した内容だったため業務で生かすことができなかった
選定のポイント
● コンテンツ数が豊富で、種類も多い
● 各国にあったマネジメントスキルなどが学べるのが良い
● 基礎から専門的な内容の講座まで一貫して学習ができる
● 赴任後でも受講したり見返したりすることができる
導入効果
● マネジメントスキルなど管理者向けの講座を受講することで、赴任前のマインドセットができるようになった
● 国別のコミュニケーションの取り方だけではなく、法務などの専門的なところまで幅広いコンテンツがあるので違和感なく赴任できるようになった
● 基礎的なことを学んだ上でコミュニケーションをとれるので、比較的スムーズに業務が進むことが多い
受講者の声
● 日本でも色々な性格の人がいるように、異文化の人たちも色々な性格の人がいるということが改めて分かりました。
イメージを持って接するのではなく、一個人としてどのような人なのかコミュニケーションを取ろうと思います。
● 外国籍従業員に、やりたい仕事へのチャレンジを促すことを考えていたが、日本のような「就社(会社に入ること)」ではなく「就職(職業に就くこと)」が重視される海外では、そもそも既にやりたい仕事をしていることが想定されるため、日本とは違うアプローチが必要であることに気づけた。
● 中国赴任3年目になるが、中国の基本情報や人との付き合い方を改めて確認できた。
● ビジネスレベルの英語力、外国語力の取得は目的を達成する手段の一つにすぎない。結果を出すために効率的で効果的な方法・手段、翻訳・通訳の活用を、適切に選択する視点を持つことが重要であると学んだ。
各国で実務経験のある講師陣から、その国々に適したマネジメントスキル等を学べる
――INSIGHT ACADEMY導入のきっかけについて教えてください。
これまでの海外赴任者教育は、内容が画一的であるという課題がありました。
国別の特徴や安全対策などは外部の専門会社へ委託をして、講習を受けてもらいました。
どちらかというと生活面に特化した内容だったので、業務で必要なマネジメントスキル等の研修は十分とは言えませんでした。
海外赴任者の中には若手の社員も多く、大方はマネジメントの役割も担ってもらうため、赴任先で苦労したという声もありました。
そこで、もう少しその国の事情に応じた教育 やマネジメントスキルなども学べるものを探していました。
そんな中、社員からタイミング良くINSIGHT ACADEMYを紹介してもらいました。
INSIGHT ACADEMY のサービスを調べると、当社が求めている講座内容がすごく豊富にあることが分かり、興味を持ちました。
特に、日本で学んだ講師が同じ日本人に対して行う教育ではなく、各国で実務経験のある講師陣から、その国々に適したマネジメントスキル等を学べるのが人材育成のよい機会にもなるし、より駐在員のスキルを生かすことに繋がるのではないかと思い、問い合わせをさせていただきました。
基礎から専門的な内容の講座まで一貫して学習ができる点と、
赴任後も見返せる点が大きな決め手に
――INSIGHT ACADEMY導入の決め手について教えてください。
まずは、私たちが求めていた内容のコンテンツが豊富だったというのが一番の決め手です。
国別の講座などは他に提供しているところもありますが、INSIGHT ACADEMY では、それを含めた法務やマネジメントなど、本当に専門的なところまであるのがすごい。
また、そういった専門的な講座を外部に個別で依頼すると、おそらくキリがありませんが、INSIGHT ACADEMYのプログラムは、網羅性があって素晴らしいと思いました。
また、もう一つの決め手として、赴任後も受講できるという点です。
送り出す際は、どうしても最初にいろいろな教育を詰め込んでしまって、赴任者にとっては、すべてを理解しておくことはむずかしいです。
なので、赴任後にちょっと気になったことを見返せるというのはとてもいいと思いました。
最初は現地の生活に慣れるために受講していたけれど、少したってからマネジメントの部分が気になったから、ほかの講座と併せて新たに受講したり見返したりできるのも魅力です。赴任者も一つの安心材料となっているのではないでしょうか。
◆各国の特徴シリーズ
https://insighta.jp/contents/category/country
赴任前にマネジメントスキルの基礎や心構えを学ぶことで、
管理者としてのマインドセットができる
――INSIGHT ACADEMY を導入して良かったこと、受講者の声を教えてください
今までは、管理者向けの人材育成の機会を提供できずに赴任してもらい、当事者が現地でのマネジメントに苦労するという課題がありました。
現地に行ってみないとわからない点はどうしてもあるんですが、赴任前にマネジメントスキルの基礎や心構え等、細かい項目を学ぶことで、「管理職として、こういうことも理解しておかないといけない。とりわけ海外ではこういう点に注意が必要なのだ」と感じられるのは、上手くマインドセットができていると思っています。
「ナショナルスタッフとのコミュニケーションや現地の生活が違和感なくできました」という感想が多いのが嬉しい
赴任後、講座で聞いていた内容の通りだったという声も多いです。特に異文化理解などは「講座の内容通りだったので、ナショナルスタッフとのコミュニケーションや現地の生活が違和感なくできました」という感想が多いのが印象的でした。
“違和感がない”というのが、一番難しく、かつ重要だと思うので、この感想が多いのは嬉しいです。
また、東南アジアのグループ会社は規模が大きくないため、専任の法務担当がいるわけではありません。
そのため、現地の駐在員は日本の本社の法務部門とやり取りしながら、契約などの法務関連の業務を行っていますが、海外現地の法務に関する基礎知識 があると比較的スムーズに進められます。
そうした専門的な内容を学べたことが実際に役に立った、という嬉しいフィードバックもありました。
国別にコミュニケーションに関する講座もあり、その講座が現地に行ってから役に立ったので良かったと言っていた赴任者もいました。
やはり基礎的なことを学んだうえでコミュニケーションをするのと、何も知らずにとりあえず頑張って話すのとでは、全然違うと思います。
そういう意味でも、豊富なコンテンツはありがたいです。
◆海外コンプライアンスシリーズ
https://insighta.jp/contents/category/compliance
◆国別駐在員研修シリーズ
https://insighta.jp/contents/category/course_of_working_abroad
専任のコンサルタントがついたり、その方へ相談したり、
学習履歴レポートを毎月出していただけたり…期待以上です
――INSIGHT ACADEMYの支援体制はいかがでしょうか?
正直なところ、ここまでのサービスがあるとは思っていませんでした。
提供コンテンツの豊富さで INSIGHT ACADEMY を選んだので、特にサポートは期待していなかったんです。
直接の打ち合わせも導入のときだけだろうと思っていましたが、専任コンサルタント*の方がついたり、学習履歴レポート*を毎月出していただけたりするのは期待以上でした。
さらに、学習促進リマインド*や、受講率が下がった際の相談にまでのっていただけたので、ありがたかったです。
ただコンテンツを提供しているだけじゃないことを実感しました。
* 専任コンサルタントとは
eラーニングを導入して終わりではなく実際に成果に結びつけられるように、専属コンサルタントが運営面においても貴社をしっかりサポートいたします。定量 / 定性的分析や育成効果の振り返りに至るまで国内唯一のグローバル人材育成専門会社としてのノウハウを活用し、貴社のグローバル人材育成全般をきめ細かく支えてまいります。
* 学習履歴レポートとは
受講者の学習合計時間やログイン率、平均学習時間の推移、視聴済みコースの一覧など、受講者の利用状況を可視化し毎月提出しています。未受講者 / 部署 / 拠点への
個別フォローなど受講の更なる促進や、カリキュラム見直しなどに活用いただいています。
* 学習促進リマインドとは
eラーニングは「いつでもどこでも学習が可能」といったメリットがある一方、個人の自由度が高いため、「忙しいので、優先順位が下がってしまっている」「学習そのものを忘れてしまう」等の理由から、学習進捗が芳しくないことがあります。受講者様のモチベーションをサポートできるよう、弊社事務局が受講者様一人一人の学習状況をチェックし、「学習促進リマインド」を定期的に行います。受講者様の学習意欲が維持できるよう徹底的にサポートすることで、eラーニングの弱点とも言える課題を解決します。
赴任前の段階で、グローバル人材として必要なスキルが
一定水準備わっている「プール層の人材」確保・増員をしていきたい
――貴社グローバル人材育成における、今後の展望について教えてください。
当社はアメリカの会社との経営統合を経て、さらにグローバル化が進展しました。
語学ももちろんですが、日本人はどうしても自分の言いたいことを伝えるのが苦手なので、異文化コミュニケーションなども幅広く取り入れていこうと思います。
赴任するから学ぶ、ではなく、その前の段階で、異文化コミュニケーションスキルや語学力、管理職に関する知識など、グローバル人材として必要なスキルが一定水準備わっているような状況が理想です。
また、やはり、海外に駐在するというイメージがなかなかできないと思うので、その準備段階としてINSIGHT ACADEMYのコンテンツを受講してもらうことで、プール層の人材の確保・増員につなげていきたいです。
こちらの企業のより詳細な導入事例資料を
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