講師インタビュー

INTERVIEW

2020.10.22

元アデランス取締役グローバル人事トップが語る『グローバル人材育成』の重要性

ありそうでなかった「グローバル人材育成プログラム」

現在、インサイトアカデミーではどのようなお仕事に携わっていらっしゃいますか?

大きく分けると2つあります。1つはグローバル人材育成に関わる動画の講師。もう1つはインサイドアカデミーの顧問です。主に人事関連の顧問業務をしています。また、動画で講師をしていただく方の選定にも参画しています。インサイトアカデミーは、日本企業の海外展開をサポートしているサイエストという会社のグループカンパニーなのですが、サイトエストは「グローバル顧問」という海外ビジネスに特化した顧問派遣サービスを行なっています。そのグローバル顧問に登録されている方がインサイドアカデミーの講師としてご活躍いただけるのではないかと思い、その可能性を考えたりしています。

インサイトアカデミーに参加しようと決められた背景には、どのような思いがあるのでしょうか?

インサイトアカデミーのビジネスは、非常に先進的で、社会の流れやテクノロジーの進展、国の方向性などを考えても、これから非常に伸びるし、よりお客様に対応できるビジネススキームだと思ったことが一番大きな理由です。
また、話すことが好きだというのもあります。これまでずっと人事の仕事をやってきましたが、人事の人は基本的にしゃべるのが好きですからね(笑)。

海外にいるような「バーチャルトレーニング」が可能に

金澤さんは、キャリアを通じてグローバル人材育成に携わってこられたと伺っていますが、具体的にはどのような業務をされてきたのでしょうか?

これまで5社経験していますが、最初と最後が日本企業、その間の3社が外資系企業で

40年近く人事・管理畑のキャリアを歩んできました。その中で海外との関わりは最初の外資系企業から始まり、最後のアデランス社まで続きました。これだけ長い人事のキャリアですから、国内・海外を問わず、人事全般の経験を積む中でグローバル人材育成にも携わってきました。

これまで企業でグローバル人材育成に携わっていた際に特に苦労した点はどこですか?

人事としてグローバル人材育成に携わった苦労と言えば、海外に駐在した経験を持った人の中には、「この国はこういう国だ」とか「外国人はこういうものだ」といった固定観念を持ってしまう方が出てきますので、そういうものを解きほぐすことに苦心した覚えがあります。会社としては人材のローテションは必要不可欠ですから、海外赴任経験者がまた海外へ行く可能性を考えれば、フリーズしてしまったマインドや考え方や物事の見方などをいったん解凍しておくことは、個人にとっても会社にとっても、とても大事なことです。

改めて「グローバル人材」とは、どのような人材だとお考えですか?

私が考えているグローバル人材は、

①グローバル思考力

②異文化人材マネジメント力

③経営知識

④海外ビジネス環境理解

➄実務言語力

⑥実戦適用力(実戦の数)

――という6つの要件を備えた人です。グローバル人材というと、ともすると「言語力」に特化される場合が多いかと思いますが、私は「言語力」に加えて他の5要件も同じようにベースとしてなくてはならないものであり、特に「異文化人材マネジメント力」と「実戦適用力(実戦の数)」という2つの要件が重要かと思います。なぜなら、この2つの要件は知識と経験・実践の両面から理解し習得していく必要があるからです。

 

グローバル人材育成における企業側の課題は何でしょうか?

製造部門の課長や主任レベルの方が多いですね。工場の操業が軌道に乗り工場として稼働する際に、派遣され汗をかいてきた方がそのまま工場長に任命される場合も多いと思いますが、それらの方々は、工場長というこれまで経験のないトップの立場で経営やマネジメントの諸課題に直面し、都度解決していかねばなりません。その場合、経営スキルや修羅場を乗り越えていく手立てを、海外という環境の中で自力で身に着けていくしか方法がありません。なぜなら、このような事態に対応する、いわばグローバル事業を推進する能力・マインドを培う体系的な教育プログラムを、企業側が駐在員に対して提供できない、できていない、というところに課題があると考えています。

インサイトアカデミーは、グローバル人材育成の課題をどのように解決できるとお考えでしょうか?

インサイドアカデミーでは、先程お話した6つの要件を備えた“実務家”が講師になっています。しかも20年、30年前の話をするのではなくて、今年の春まで海外に駐在していたような人が、自分の経験やスキル、修羅場を乗り越えた経験など、まさしく現実そのものの話をするわけです。つまり、受講者の皆さんは日本にいながら海外にいて経験している様な疑似体験ができます。いわゆる「バーチャルトレーニング」が可能になるわけです。
 また、一般的に企業研修には階層別トレーニング、管理職研修やリーダーシッププログラムといったものがありますが、そこには知識・ノウハウは詰められていても、どうしても概念的なものになりやすく、直ぐに業務に適用しにくいという場合がありますね。また、ナレッジ研修や社内のOJT研修は、自社のやり方がベストプラクティスであればそれで良いかもしれませんが、そうとは限りません。多くの企業が海外事業で苦戦している現状の中、やはり他社事例を通したグローバルビジネスのベストケースを学ぶ必要があるのではないかと思います。

その観点から、インサイトアカデミーでは国ごとのコンテンツや、「国×業界」「国×職種」など細やかなニーズに対応したコンテンツも提供しています。かゆいところに手が届くサービスと言って良いかもしれません。

インサイトアカデミーはグローバル人材育成領域では業界初のオンライン・定額学習サービスですが、オンラインであることが受講者さまにどのようなメリットとなるとお考えでしょうか?

動画を『いつでも、どこでも、何度でも』PCやスマホで見られて、金額は変わらないサブスクリプションサービスという点が魅力です。
もし対面で研修を受けて、その時すごく学びがあったと思っても、次の日にはもう内容を忘れていますよね。人は自分のリテラシーの範囲か、そのちょっと上しか学べないと言われていますが、その点オンラインであれば反復学習が可能になります。初めはよくわからなかったとしても、繰り返し学習することで、ご自身が成長した時に「ああ、そういうことか」と理解することができるのです。

インサイトアカデミーの最高顧問として講師の選定にも携わっていらっしゃるとのことですが、インサイトアカデミーの講師にはどのような特徴があるのでしょうか?

先程お話した通り、6つの要件を備えた海外事業経験がある“実務家”の方が講師になっています。実体験における実践的なノウハウを教えられるというのが特徴の1つです。
その他としては、

①話すことに慣れている

②引き出しが多い

③伝えたい思いがある

――という方にお願いしています。特に③についてですが、ご自身の経験から得たものを皆さんに伝えたいという気持ちが強ければ強いほど、相手にしっかり伝わるのではないかと思っています。

グローバルビジネスで収益を上げられる人材に

金澤さん自らも講師としてご活躍中ですが、インサイトアカデミーで担当されている講座にはどのようなものがありますか?

「海外駐在員の7つの行動指針」「海外現地人材マネジメントエッセンス」「海外事業の正否を分ける本社人事戦略」の3つがあります。

基本的には、海外駐在員や海外駐在を希望している方、予定されている方に見ていただければと思っています。特に「海外事業の正否を分ける本社人事戦略」は、人事の方や海外事業部の方にも見ていただきたいです。

最後に、グローバル人材の育成について一言お願いします。

グローバル人材としては、先ほどお話しした6つの要件を備えているだけでなく、それらを活かし海外ビジネスで業績をあげて収益を生み出していかなければ意味がありません。それが可能となる人材になるために、また海外に赴任した時に一緒に働く現地の人たちのためにも、インサイドアカデミーが提供している講座で学び、日々の業務に活用していただけたら嬉しいです。

【出演動画】

※いずれも1エピソード目までは無料でご視聴頂けます。

海外駐在員の7つの行動指針

海外駐在社員のミッションである現地ビジネスの問題解決・課題達成を実現するための7つの行動指針について、具体例を交えて解説しています。

動画視聴はこちら

海外現地人材マネジメントエッセンス

経営資源の中でも特に“人“に着目し、その資源を最大限に活かすための戦略的な人材マネジメントについて、エリア特性や事例を交えながら解説しています。

動画視聴はこちら

海外事業の正否を分ける本社人事戦略(Coming Soon)

世界で事業展開しているグローバルカンパニー日本本社の管理部門にとって必要不可欠な知識について解説しています。

金澤 尚武

日産ディーゼル社にて日本企業の人事業務を経験したのち、米DEC、仏LVMH米CAEソフトウエアなど、外資系企業の日本法人で人事の責任者を歴任し、日本・米国・欧州・アジアなど、世界各地域にわたってグローバル人事の深い知見を体得。その後、日本と海外18ヶ国で事業を展開するアデランス社の取締役として管理部門を統括しグローバル人事のトップも務めた、グローバル人材育成のスペシャリスト。現在は当社の最高顧問を務めつつ、講師としても活動中。

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