INSIGHT ACADEMY 導入事例

積水ハウス株式会社様

任期途中でトラブルを起こし、帰任となるようなケースゼロ。これこそが赴任前研修で成し遂げたかったこと

1960年の創業以来、常に時代に先行し、先進的な技術で課題を解決しながら、(最新)2,662,183(2024.1.31現在)の住宅を国内外で提供している積水ハウス株式会社。
「住」を基軸に融合したハード・ソフト・サービスを提供するグローバル企業であり、"「わが家」を世界一幸せな場所にする"というグローバルビジョンのもと日本に加え、US、AUS、SGPなどで住宅事業を展開中。

日本で培った安全性・快適性・生活提案力などを活かし、その国の住環境の課題解決に貢献している積水ハウス社に、インサイトアカデミーのeラーニングの導入背景や活用方法、講座修了率100%の秘訣などについてお話を伺いました。

[お話を伺った方]
積水ハウス株式会社 国際戦略部 鈴木 和久さま
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社名
積水ハウス株式会社
業種
建設
従業員数
(最新)29,932人(2024.1.31現在)
グローバル拠点
US、AUS、SGPなど( 日本を除く)
設立
1960年
ウェブサイト
https://sekisuihouse-global.com/
受講対象者
  • 海外駐在員
  • 海外駐在前
  • 海外部門
  • プール人材
  • 国内社員全般

課題と目的

● 海外進出から10年以上経過したが、今まで赴任前研修として語学研修は提供していたが、それ以外の、研修内容を充実させる必要性を感じていた
● 海外生活/ 業務経験ゼロのメンバーも多く異動してくるため個々人の異文化理解度にバラつきがあり、中には赴任後期待されるパフォーマンスを十分発揮できないケースもあった
● 「日本の常識は世界の常識ではない」を認識し、グローバルビジネスにおける多様性をインプットしてほしいとの想いがあった

選定のポイント

● 海外赴任対象者が年間10人程度、かつ赴任時期もバラバラという中、予定調整とコストパフォーマンスの面で考えると、「対面型の研修」と「eラーニング」を比較した場合「eラーニング」の方が、組織体制・コンテンツともに自部署に合致していた
● 実際に事前に無料トライアルも体験し、研修を提供する立場としてもコンテンツを確認できた
● 事前にコンテンツを確認した上で「赴任後のパフォーマンス発揮」が叶いそうだと感じた

導入効果

受講者の声

● グローバルビジネスにおける異文化理解の必要性、赴任先と日本とのコミュニケーションスタイル、カルチャーの違いを認識することで確実に赴任後の業務に生かせると感じた。

● 英語によるコミュニケーションにおいて、相手にお願いする場合などは、お願いに至った経緯や背景を丁寧に説明し、相手が納得しているのか確認することが海外で働くうえで重要だと学んだ。
ビジネスで使える英語フレーズも学べたので、実践で使っていきたい。

● 赴任は2回目のため理解していることも多かったが、まさに今困っていることに対して良いインプットになっている。現在の自分の置かれている立場に関することも多く、日々悩み考えていることに対する切り口を与えてもらう講座もあった。
まずはインプットできたことを即実践し、引き続き他の講座も見て勉強し続けたい。

海外赴任前の研修として語学研修以外に提供できていない中
赴任後、スムーズにパフォーマンスを発揮してもらえる施策を模索していた

――INSIGHT ACADEMY導入のきっかけについて教えてください。

弊社は海外進出を始めて10年以上になるのですが、これまで海外赴任前の研修として提供できていたのは語学研修だけでした。

私自身、前職で10年ほど海外赴任の経験があるのですが、現地でつまづいた経験があったので、このままだと私と同じように海外赴任先でつまづく人を生み出してしまう…という危機感がありました。

会社としても見直しのタイミングであったので早速情報収集を始めたのですが、弊社の場合、対象者が年間で10人ほどと決して大規模ではないのですが、異動時期はバラバラであり、いざ集合研修をするとなるとコスト面でもスケジュール面でもなかなか調整が難しくて。研修が半日 / 終日となると、業務を一時中断することになるため、メンバーが一堂に会した集合研修の実施は意外と大変なんですよね。

そういうことも含めて他に何か良いやり方はないだろうか…と思って「海外赴任前 研修」というキーワードで検索をかけていったところ、INSIGHT ACADEMYに辿り着きました。

語学研修に加え、まず海外での生活に関わる安全・危機管理的な部分は専門の会社さんとお付き合いがあったので海外安全研修を導入しました。ただ、いわゆる「海外での実務」の部分についてはフォローできていませんでした。

しかも、国際事業部の中には、もともと海外での生活や業務に従事していたという人は過半数いるかいないかで、「海外に行ったことも出張もしたことがない」というメンバーもいました。経験が乏しい中で海外赴任となるとやはり壁にぶつかってしまうメンバーもいて。事業部の人事担当が赴任前研修を十分提供しないと、赴任後にパフォーマンスを十分発揮できないケースも出てくるんですよね。

初回の打ち合わせの後に上長と無料トライアルをさせていただいたのですが、海外赴任経験のある私からしても「まさにこういうのが欲しかった」というコンテンツが多く、上長にもやっぱり「響くところ」があったようで、こういうコンテンツが揃っているなら、赴任後スムーズにパフォーマンスを発揮してもらえるはずだとの承認を得て、導入に向けて話を進めていきました。

「日本の常識は世界の常識ではない」ということに気づいてもらう

自分自身の海外赴任経験からも、行く前に海外でのタブーなどを教えてほしかったな、と。
「それぐらい自分で調べろ」ということなのかもしれないのです が、当人たちは仕事を覚えるので精一杯というところもあるので…。

「その考え方はグローバルに見るとかなり特殊なことだよ」というのは、日本で生まれて日本で生きている自分たちにはなか なか気づけ
ないんですよね。
何かあってから気づくのは遅すぎますし、リスクが大きすぎるんです。
「日本の常識 / 当たり前は 世界では違うんだよ」「世界は多様なんだよ」ということをまずはインプットすることが重要だと思っています。

インプットの方法としてINSIGHT ACADEMYは良いコンテンツが揃っているということも事前のトライアルで確認できましたし、何より「私がこの会社で担当している限りは私と同じ失敗をしてほしくない」。そういう想いで導入しています。

一般的なeラーニングやMBAなどとは違う唯一無二のコンテンツとコストメリットが決め手に

――INSIGHT ACADEMY導入の決め手について教えてください。

集合研修はもちろん、オンラインセミナーでも対象者のスケジュールを合わせないといけない中で、eラーニングは時間や場所に囚われずにいつでも視聴ができること、ここは大きなポイントでした。
半日/終日の研修となるとそれなりに費用もかかるので、契約期間内でコンテンツ見放題というのはメリットが大きかったです。

また、国別で赴任前研修が揃っていたのも決め手のひとつです。
弊社の進出拠点ではないですが、トルコや北アフリカなど、ちょっとマイナーな国のものもあって、一般的なe ラーニングや巷にあるMBAとは一線を画していて唯一無二のサービスだと思っています。

◆国別駐在員研修シリーズ
https://insighta.jp/contents/category/course_of_working_abroad

海外赴任初心者はもちろん、海外赴任2回目の社員も満足度が高い

――受講者からの声はいかがでしょうか?

弊社では、15講座ほどを「*必須コース」として設定しているのですが、その中でひとつでも“芯を食う”ものを本人たちに届けられたら、と思っています。

私自身は担当者として赴任者へINSIGHT ACADEMY を提供している立場なので15講座全て響いてくれたらそれに越したことはないんですが、ひとつでも響いてくれたら提供側としては「勝ち」だと思っています。

実際に2回目の赴任者などに話しを聞くと「まさに今困っていることに対して良いインプットになっています」とか、「内容もかなり面白くて、現在の自分のおかれている立場に関係することも多く、日々悩み考えていることに対する切り口を与えてもらう内容もあった。インプットしたことを即実践してみたいと思います。引き続き他の講座も見て勉強し続けたいと思います。」などの意見があがってきました。

そこで思ったのですが、2回目の赴任だからこそ響くということもあるのかな、と。
海外赴任が初めてだと、そこが課題だということを分かっていないから講座そのものを「ふーん」と流してしまう。
でも経験者は、私も含めてですが「ここポイントだよね。確かにポイントをついてくれてるよね」ということが分かるんですよね。
だからこそよりインプットが深まる。そういう意味で、海外赴任経験者だから不要、ということはではなく、赴任の回数に関わらず活用できているな、と感じています。

* 必須コースとは
学習目標の設定・視聴コース選択時の指針を目的に、140以上ある講座から受講者様のセグメント/ 受講期間に応じて、15~40程度の「受講者必須コース」を作成・提案し、効率的に学習を進められるよう支援いたします。
受講者のINPUT やOUTPUT の量/ 質向上を通じて、受講者の行動変容、ひいては貴社への業績貢献を目指しています。(講座数は2024年4月現在のものです)

「絶対に15 講座は視聴してもらう」という強い覚悟で必須コース修了率100%を達成中

――受講者へのフォローアップやINSIGHT ACADEMYの支援体制、導入効果についてはいかがでしょうか?

私は自分で検索して選んで採用して導入をしているということもあり、INSIGHT ACADEMYに気持ちが入っているんですよね。

「今、忙しいので」と視聴を避ける気持ちも私自身赴任経験があるので分かるのですが、各講座本当に素晴らしいと思って
います。
自分自身が無料トライアルで受講させていただき、その良さが分かっているので頑張ってフォローしています。「絶対に15講座は視聴してもらう」という覚悟をもって推進しているので、今必須コースの修了率は100%なのですが、受講を推進する方法も事務局として試行錯誤しています。

一番簡単なのは、上長などをc.c. にいれてアラートを出す方法が最もオーソドックスなのですが、本人たちからするとやらされている感が出てしまい、あまり気分はよくないかと。
ですので、c.c. を入れない一対一でやりとりすることを心掛けています。「あなたのことを信頼していますよ」というアプローチをすることで「〇月〇日までには受講完了できるように計画を立てます」と自発的に動いてくれるんです。
上長をc.c. にいれたりすることなく、本人に寄り添う工夫をしていますね。

もちろん一人ひとりへのアプローチになるので手間もかかるし大変な部分もありますが「私と同じ失敗をしてほしくない」「ひとつの講座でもいいので響いてほしい」という気持ちで日々推進しています。

弊社専属でついてくださっているクライアントサクセスチームのフォロー体制は素晴らしく、月に1度必ず受講対象者の受講進捗度合いについて報告をいただける他、*総括報告書もあるので、それを元に受講者のフォローアップができており、とても有難いです。
上長などに報告する際に活用させていただいています。

* 総括報告書とは
INSIGHT ACADEMY 導入初年度全体の総括・振り返りを行うMTG でご提出する報告書です。
学習時間や受講率などの“定量分析”のみならず、受講者総括アンケートによる受講者の意識変化や行動変容などの“定性面”にもフォーカスした《学習効果検証》をまとめたもので、導入企業内のグローバル人材育成課題の洗い出しや、次年度以降の育成施策検討のために活用いただいています。
また「eラーニングを導入して終わり」ではなく、利用率の向上や学習理解度の促進に至るまで専属のコンサルタントが伴走サポートするグローバル人材育成支援サービス「GHR 支援デスク」と併せて活用いただけます。

任期途中でトラブルを起こし、帰任となるようなケースゼロ。これこそが赴任前研修で成し遂げたかったこと

「導入の効果」というのはなかなか数値化が難しいところではあるのですが、受講者からマイナスなことは全く聞かないですし、赴任先で「何かやらかしてしまった」ということもひとりもいないです。
これこそが私が赴任前研修で成し遂げたかったことなんですよね。

今後についてですが、海外赴任者はキャリアの部分に悩むことがとても多いんです。
「自分の道は自分で切り開いていくんだよ」というマインドセットと「自律型のキャリア形成」という部分についてインサイトアカデミーさんにも相談しながら、体制を整えていきたいと思っています。

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