INSIGHT ACADEMY 導入事例

株式会社ダイフク様

グローバル人材育成に特化した140以上の講座が、社員のグローバルマインド醸成や実践的なスキル定着を実現

大阪に本社を置き、物流システムや自動倉庫を取り扱うマテリアルハンドリングで国内最大手企業のダイフク。

2015年から9年連続で米国 Modern Materials Handling 誌による調査においてマテハン業界の2022年度売上で世界No.1 にランキングされ、海外支店、現地法人及びその事務所を26の国と地域に展開しているグローバル企業です。

今回は世界中に派遣される駐在員のダイフクの人材育成に、インサイトアカデミーのeラーニングを導入したきっかけやサービスで惹かれたところ、受講者からの反応などを中心にお話を伺いました。

[お話を伺った方]
株式会社ダイフク 人事総務本部 人事総務部 人材育成グループ 金光 竜男さま
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社名
株式会社ダイフク
業種
機械
従業員数
13,020人(連結)
グローバル拠点
26ヵ国・地域(日本拠点は含まない)
設立
1937年
ウェブサイト
https://www.daifuku.com/jp/
受講対象者
  • 海外駐在員
  • 本社管理職
  • プール人材
  • 海外赴任前
  • 本社若手
  • 国内社員

課題と目的

● 対面ではなくeラーニングのように、リモートで学習できる教育ツールの不足
● 巷に多い「攻め」のスキルではなく、ガバナンスやコンプライアンスのような「 守り」のビジネススキルを身に付けさせたい
● 経験の浅い若年層の駐在員でも、グローバルビジネスの基礎教育が身につき、アンテナを張ることができるようになってほしい

選定のポイント

● ありものではない完全オリジナルの講座
● グローバル/ グローバル人材育成に特化した豊富なラインナップ
● 海外で実務経験のある講師の説得力のある講義

導入効果

グローバルビジネスにチャレンジしたい・グローバルビジネスの分野でキャリアを深めたい等、意欲の向上が見られたほか、異文化マネジメント・海外ビジネス環境理解・実戦適用力等、実務に必要となる知識・スキルの定着実感も得られた。

語学系ではなく「ビジネス×グローバル人材」を扱っている教材を探していた

――INSIGHT ACADEMY導入のきっかけについて教えてください。

INSIGHT ACADEMYを知るきっかけになったのは弊社内での紹介でした。
それまでも海外赴任向けの教育は導入していて、語学系の教材はいろいろあったのですが、ビジネス系の教材でグローバル人材を扱っているものがなかなか見つからなかったんです。

探しているときがちょうどコロナ禍に入ったあたりで、対面中心ではなくeラーニングのように動画を使用してリモートで受講する形式の必要性が徐々に広まっているというタイミングでした。
そういった状況もあいまって、当社内でもこれからはeラーニングの教育にシフトしていかないといけないのかな、と思っているところだったんですね。

テーマとしてもコンプライアンスにあたるものでいい教材がないか当時探していて、パズルがはまるようにINSIGHT ACADEMY のラインナップが当てはまったんです。本当にいいタイミングでご紹介いただいたと思っています。

日本の駐在員が海外で成功を遂げるためのマインドをINSIGHT ACADEMYを通して理解してほしい

現在ダイフクは売り上げの65%以上 が海外市場を占めていて、従業員も70%くらいが海外の方になっています。

過半数以上が海外の方、というところで、ダイフクの日本人が国内だけに目を向けていると成長しなくなってしまいます。
そのため、日本の駐在員が海外で求心力を持って成功を遂げるためにも、ダイバーシティなどの考え方が非常に重要だと思っています。
そういったマインドを、INSIGHTACADEMYのコースを受講して理解してもらいたいです。

現在、当社ではかつてと比較すると若年層の駐在員も増えているんですね。
一方で、駐在員に期待される役割は昔から変わっていないところもあるので、どうしても現地でギャップがうまれてしまいます。
年齢が若くて経験が少ない分、知識で補えるように教育でフォローしたい、という思いがあります。

というのも、私自身、5年間くらい駐在の経験があったんです。
当時は、語学研修が中心で、マインドセットにかかる研修があまりなかったため、海外業務、特に現地従業員との関わりで苦労したというところがありました。
ですので、事前に基礎教育として、「こういった勘所は抑えておかなければ」みたいなところを学んでおく重要性は、実体験を通して思うところではあります。

特に、コンプライアンスや組織論、会計関連などのマネジメントに関わるテーマについては課題を感じています。
日本では想像できないようなトラブルが海外では起こることもありますから。

そういったことにアンテナを立てられるようになってほしいと思っていますね。

“国別の講座”や“グローバルマインド”などグローバルのラインナップの豊富さが決め手に

――INSIGHT ACADEMY導入の決め手について教えてください。

グローバル人材の教育について、色々とリサーチしていく中でINSIGHT ACADEMY に惹かれたのは動画のラインナップを見た時でした。
実は最初はお話を聞くだけ、と思っていたんですが、動画がどこかで作ってきたものの流用などではなく、一つ一つ自社で作られている、というところにすごく興味を惹かれました。

また、動画の中身も、国別の動画が充実していたり、グローバルマインドをテーマとして扱っていたりと、今までそういった教材を見たことがありませんでした。
グローバルのラインナップがすごく多く、そのあたりが導入の決め手の大きな要因かなと感じています。

◆グローバルマインド醸成 シリーズ
https://insighta.jp/contents/category/global_mind

◆国別駐在員研修 シリーズ
https://insighta.jp/contents/category/course_of_working_abroad

いわゆる「先生」ではない、実務家の“実体験” が受講者の刺激に

講師の方というのも、決め手の一つでした。
いわゆる「先生」が話すのではなく、実務家の方の実体験をもとに講座が構成されていて、講師の方も、業務としてやっている、というわけではなくて、「伝えたいことがあって伝えている」みたいな、そういう雰囲気が伝わってくるところがいいなと思いました。

実際の受講者たちからは、そういった講師のお話が心に響く、なんて声も上がってきています。
講師の実体験を基に話をしてもらえるので刺激を受ける、というような声もありますね。

◆講師一覧
https://client.insighta.co.jp/archives/teacher

巷の教材は「攻め」のコンテンツが多い中、INSIGHT ACADEMY には求めていた「守り」のコンテンツがあった

一般的にこういった教材で扱っているテーマでは、「営業の基本姿勢」といった、スキルを身につけるみたいなものが多いんですよね。
「攻め」のテーマ、といいますか。

一方で、コンプライアンス意識を高める、ガバナンスとは何か、みたいな「守り」のテーマを扱っているものは意外に少ない印象があります。
そんな中でINSIGHT ACADEMY が、海外コンプライアンスシリーズの「国別ビジネス法務」という法律を理解できるeラーニングを増やしている、と聞いて、海外でのトラブルなどに上手にアンテナを張るポイントを掴んでいけるのでは、と思いました。

そういった守りのコンテンツもあるというのはありがたいです。
大変だとは思いますが、今後も動画のアップデートを続けていただきたいですね。

◆国別ビジネス法務 / 海外事業コンプラ シリーズ
https://insighta.jp/contents/category/compliance

“日新”を考えて一緒に会社を盛り立て社会に貢献していく。そういったメッセージを伝えていくのも日本人駐在員の役割

――受講者へのフォローアップやINSIGHT ACADEMYの支援体制はいかがでしょうか?

ダイフクは“日新(ひにあらた)” という言葉を社是にしています。
かいつまんでお伝えすると「常に新しい挑戦をしながら成長していきましょう」という意味です。

会社が成長を続ける中、目の前の業務をこなすだけではなく、こうした挑戦のマインドを持ち続けるというのが非常に重要になります。
受講対象者になる方々は忙しい方が多いので、我々会社側もフォローしながら有効活用してもらえるように環境を整えることの必要性も感じています。

eラーニングに限らず、研修や育成というのは本当に効果測定が難しい、というのは日頃から感じていて。
そんな中で、弊社専属の支援コンサルタントの方には丁寧にフォローアップいただいていて、定期的に打ち合わせをしたり、明文化した* 総括報告書も提出いただいていて非常にありがたく思っているので、引き続き活用しながら効果検証していきたいですね。

* 総括報告書とは
学習時間や受講率などの“定量分析”のみならず、受講者総括アンケートによる受講者の意識変化や行動変容などの“定性面”にもフォーカスした《学習効果検証》をまとめたもので、導入企業内のグローバル人材育成課題の洗い出しや、次年度以降の育成施策検討のために活用いただいています。
また「eラーニングを導入して終わり」ではなく、利用率の向上や学習理解度の促進に至るまで専属のコンサルタントが伴走サポートするグローバル人材育成支援サービス「GHR 支援デスク」と併せて活用いただけます。

これまで培ってきた“成功モデル”やDNA を現地に伝え、グループ全体を盛り上げられるグローバル人材を

――貴社グローバル人材育成における今後の展望について教えてください。

ダイフクグループは現在70%くらい海外の方が占めています。

ただ、グループの中では日本がビジネスの中心にあるので、駐在員になった方たちが海外駐在先で「ダイフクってこんな会社なんだよ」ということを求心力を持って伝えていってほしいという思いもありますね。
日本人駐在員の役割としては現地でのビジネスを進めるというのはもちろんありますが、それ以上にダイフクグループで働いている外国人従業員の方にダイフクのことを知ってもらうようにメッセージを伝えていく、ということも重要だと考えています。

M&Aなどで同じグループになった会社に対しても、ダイフクの基本的な考え方をお伝えし、「縁があって同じグループの会社になったので、一緒に社是である“日新”を元にグループを盛り立てて、グローバル社会に貢献できるようともに成長していきましょう」みたいなメッセージを共有してもらえたらと考えています。
駐在員にはそういった役割も理解して、しっかり腹落ちしながら海外に飛び立っていく人材が多くなるといいなと思っています。

そしてゆくゆくは、各グループからそういったメッセージを理解し共感した異なる国の従業員同士で同じようにメッセージを伝えながら、グループを盛り立てていくみたいになるといいなと。

今はまだまだ一足飛びにはいきませんが、そんな風に、将来的には日本からの発信だけではなく、世界中からの発信になっていくと面白い会社になっていくだろうなと思っています。

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