受講率100%を達成。グローバルマインドの育成から契約書作成、国別法務知識定着の実績も
1933年の創業以来90年、汎用プラスチックに独自技術を加えた機能性フィルムと容器の技術開発型メーカーとして、付加価値の高い製品を世界へ発信してきた株式会社アイセロ。
世界的需要拡大を受け、各国の現地営業サポートをより充実させているグローバル企業として、駐在員の人材育成や赴任後のサポートを大切にしているアイセロに、インサイトアカデミーのeラーニングの導入理由や受講率100%の秘訣、その後の人材育成の効果などについてお話を伺いました。
- [お話を伺った方]
- 株式会社アイセロ グローバルコーポレート本部 HR 部 主任 田代 彩さま
株式会社アイセロ グローバルコーポレート本部 総務部 主任 谷山 未央さま
- 社名
- 株式会社アイセロ
- 業種
- その他製品
- 従業員数
- 592人 ( 単体 ) 1,315人 ( 連結 )
- グローバル拠点
- 11ヵ国16拠点(日本拠点は含まない)
- 設立
- 1933年
- ウェブサイト
- https://www.aicello.co.jp/
課題と目的
● 社内のグローバル化が急速に進む中で、赴任前研修が不十分だった
● 赴任先が多方面にわたるため、内製化ができなかった
● 安心して赴任先で業務にあたれるよう、グローバルなビジネススキルと視点を身につけてほしい
選定のポイント
● 自宅や赴任後も現地で継続して勉強が進められる「eラーニング」という形が課題に合致していた
● 140以上ある講座を年間数万円/名で受講し放題というコスト面のメリットが大きかった
● なかなか定着しづらいと感じていた「異文化」「グローバルマインド」が入門編から実戦編まで幅広く用意されていた
導入効果
● 経営層として赴任している方の声
国別のコンプライアンスコンテンツや法務系のコンテンツは、特化したセミナー等がない中で大変参考になった
● 営業職として赴任している方の声
契約書の作成や読み込みのタイミングでタイムリーに講座を確認できたのでスムーズに進めることができた
急速なグローバル化により海外拠点や駐在員が増えている中で、それぞれの赴任先に特化していて赴任後も受講し勉強を続けられるeラーニングを探していました
――INSIGHT ACADEMY導入のきっかけについて教えてください。
急速に弊社もグローバル化が進み、駐在員の人数や海外の拠点がとても増えてきたのですが、駐在が決まった本人たちに任せている状態で、所謂「赴任前の研修」というものがなかなかできずにいました。
コロナ前は単発の無料セミナーなどに参加できる人に参加をしてもらっていましたが、やはりそれだけではなかなか「身に付く」というところまで持っていくことが難しいと感じていました。
赴任する国もそれぞれ異なるので、赴任先に特化したものを赴任前だけでなく赴任後も現地で勉強をしてもらいたいと思い、どこでも学び続けられるeラーニングを探していました。
そんな時に、担当者がインサイトアカデミーの「国別駐在員研修タイ編」に参加させていただいたことがきっかけでインサイトアカデミーのeラーニング講座に興味を持ち、2週間の無料トライアルを受講させていただきました。
コロナ禍で外部セミナーにも参加できなくなってしまい、かといって内製化するには専門知識やノウハウがなく、何より赴任先がバラバラなので社内での内製化はやはり難しい、となっていた中で、eラーニングなら場所を問わず赴任先でも引き続き受講ができるので継続して勉強してもらえる、という点で弊社のニーズに合っていました。
赴任後、日本とのギャップが軽減されるよう、赴任先に特化したマインドセットや異文化を学んでほしい
コロナ前までは(ビザにもよりますが)辞令から2カ月後には渡航したというケースも多く、事前準備もままならないまま右も左も分からない状態で赴任してしまう方もいました。
日本国内の職責が赴任先ではジャンプアップすることが一般的なため、例えば営業職主任クラスの役職の方が、赴任先では突然マネージャークラスで管理部門まで統括することとなり、業務の幅やギャップにとても悩んでしまうケースも頻繁にありました。
製造部門の方が現地法人の社長として赴任した際には、会計や税務労務のことを全く学ばずに赴任してしまったことで、現地社員から信頼を得るのに時間を要した、と言われる方もいました。
社内研修用のプログラムを検討している中で、海外だけでなく幅広い分野の学習プログラムを提供しているものもあったのですが、弊社としては、赴任先や海外に特化したもの、異文化やマインドセットが実現できるもの、国別の違いなどを学んでもらいたいと考えていましたので、INSIGHT ACADEMY ならより深く学べるのでは?と思いました。
国別の講座などコンテンツの充実度と、140以上の講座を年間数万円/名で受講できる価格帯が決め手に
――INSIGHT ACADEMY導入の決め手について教えてください。
とにかく年間の費用が非常に割安だったのがとても有難く、あれだけのボリューム (140講座以上)のものを、1 年間 数万円 / 名という価格で受講し放題という点が大きな決め手になりました。
また、異文化や特定の国に特化したもので、グローバルマインドをセットできるコンテンツなどが入門編から実戦編まで網羅されている部分と、それらを 1 年間の中でいつでも好きな時間に学べるというeラーニングの利点が、赴任前後でも継続して社員に学んでほしいという弊社のニーズにフィットしていたことも決め手のひとつです。
◆国別駐在員研修 シリーズ
https://insighta.jp/contents/category/course_of_working_abroad
赴任前に自身の赴任先に関する情報や、知識を得ることが安心感に繋がった
――受講者からの声はいかがでしょうか?
弊社では、どの受講者に対しても1年間のプランを提供しており、赴任前から赴任後も継続して学べるようにしています。
やはり赴任してからじゃないと何が必要なのかが分からない、というところがあるので、赴任してみてこの知識がほしい、となったとしても期間内であればまだ学習できる、というところは大きなメリットだと考えています。
そのような中で、面談等を通して受講者からは「自分の国にマッチしている内容を赴任前に知識として得られたことが安心感に繋がった」というようなポジティブな声が多くあがっています。
営業担当の方からは、契約書を自分で作成したり読み込んでいて躓いた際に、ちょうどタイムリーに*契約書や*国別の法務系の講座を見たことで「このことか!」と疑問を解消することができてすごく助かった、と言われました。
また、経営層で受講している方からも、コンプライアンスや法務に関するコンテンツがとても充実していて、なかなかこういうテーマに特化したセミナー等が無い中ですごく勉強になった、と感謝の言葉もいただきました。
実際、期日が決まっている公開セミナーでは、業務との調整が難しかったりタイミングによって参加できる人・できない人がいましたが、eラーニングではそういった点で「公平感」もあり、満足を得られていると感じております。
*大手企業の法務部で悪戦苦闘した講師本人の経験に基づいて考え抜かれた英文契約書の読解方法を解説。売買契約・法律に関する理解を深めながら、正しい意味と最適な英語学習を促進。
*英文契約書の基礎②では、①をベースに、英文契約書に頻出する基本的な表現と共に合わせて構造が複雑な英文の型を解説。
◆実務英語シリーズ
https://insighta.jp/contents/category/business_english
◆英文契約書の基礎① 知っておきたい法律と用語
https://insighta.jp/set/73?fcid=35
◆英文契約書の基礎② よく使う英文パターン
https://insighta.jp/set/139?fcid=35
海外事業において特に注意すべき法律について、該当国の専門家が国ごとに解説。短時間で法務知識の習得が目指せる
◆国別ビジネス法務 / 海外事業コンプライアンスシリーズ
https://insighta.jp/contents/category/compliance
事務局として受講者の上司を巻き込み協力してもらうことで、必須コース受講率100%を達成
――受講者へのフォローアップや、INSIGHT ACADEMY支援体制はいかがでしょうか?
受講しているメンバーの中には、なかなか進捗が芳しくないというメンバーもいました。
とはいえ、事務局としては、必須の受講コンテンツを設定している方には100%完遂してほしいとの思いで導入しています。
現地に赴任してから受講進捗が滞ってしまうケースがあり、上司の方にも進捗を把握してもらい、受講できるように時間を配慮してもらうなど協力していただきました。
クライアントサクセスチームの方より*定期的に様々なメールが送られてきますが、国別で色々な情報を提供いただき、毎回とても興味深く拝見しています。
また、*総括報告書を通して受講者の生の声を拾うことができるので、必須コースとは別に受講者の意欲や興味関心度の高い講座を確認できるというのはとてもありがたいと思っています。
* 育成責任者向け「お役立ち情報メール」
世界で結果を出す人材を育てるために有益な情報を、インサイトアカデミーが独自の視点でリサーチ・整理のうえ発信。(発信頻度目安:月1 回)
* 総括報告書とは
学習時間や受講率などの“定量分析”のみならず、受講者総括アンケートによる受講者の意識変化や行動変容などの“定性面”にもフォーカスした《学習効果検証》をまとめたもので、導入企業内のグローバル人材育成課題の洗い出しや、次年度以降の育成施策検討のために活用いただいています。また「eラーニングを導入して終わり」ではなく、利用率の向上や学習理解度の促進に至るまで専属のコンサルタントが伴走サポートするグローバル人材育成支援サービス「GHR 支援デスク」と併せて活用いただけます。
軸足を海外へ
――貴社グローバル人材育成における、今後の展望について教えてください。
海外販売比率が増えてきており、弊社社長からは「軸足を海外へ」というメッセージが全社的に出ているのですが、これは海外赴任者のみならず社員全員 “海外に関係のなかった部門の者も意識を海外に向けて仕事をしていきなさい” というような方針も出ています。
駐在員の数も増やしていく可能性がある中で、グローバルに活躍できる人材育成も引き続きの重要課題です。
今後もINSIGHT ACADEMY を上手く活用しながら、グローバル化を進めていきたいと考えています。
こちらの企業のより詳細な導入事例資料を
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