プレスリリース

2026.10.28

「海外事業❛実践❜MBA」新講座『マーケティングKPI管理』を公開しました ― 海外マーケティングの数字を「確認」から「改善」へ

グローバル人材育成・研修業を手掛けるインサイトアカデミー株式会社(本社:東京都港区新橋、代表取締役:金 珍燮)は、オンライン研修サービス「INSIGHT ACADEMY Eラーニング」の新講座シリーズ『海外事業❛実践❜MBA:マーケティング』(全15講座)の講座として、「マーケティングKPI管理」を提供開始しました。

海外向けのマーケティングに関わる駐在員・経営幹部はもちろん、本社のマーケティング・商品企画担当者や、次世代のグローバル人材候補(プール人材)・国内社員まで、市場環境や顧客の購買行動が日本と異なる海外市場で、CVR・CPA・LTVといったマーケティングKPIを関連付けて読み解き、改善につなげる考え方を学べる内容です。

本講座は「マーケティングKPI管理に関する一般的なプロセス」「海外現地ビジネスでつまずきやすいポイント」の2部構成です。プレビュー動画は、以下より無料でご覧いただけます。

▶ プレビュー動画を見る(無料)

本リリースのポイント

・海外事業に特化したEラーニング『海外事業❛実践❜MBA』の『マーケティング』シリーズ(全15講座)の講座として『マーケティングKPI管理』を提供開始。
・「KGIの設定」「顧客獲得プロセスの分解」「KPIの設定」「測定・分析」「改善施策の実行」の5ステップで、マーケティング活動が成果につながっているかを数字で継続的に確認し、改善していく進め方を解説。
・CVRが低いという結果だけで判断せず、顧客獲得プロセスを段階ごとに分解し、顧客ヒアリングや駐在員自身の顧客接点を通じて、顧客がどの段階で離脱しているのかを特定する方法を提示。
・CPAを顧客が将来生み出す利益であるLTVとあわせて評価し、継続購入率・契約更新率などLTVの先行指標を本社とも共有しながら、短期成果に偏らない投資判断を行う仕組みづくりを解説。

「マーケティングKPI管理」とは:CVR・CPA・LTVを関連付け、現地市場の実態を読み解く

マーケティングKPI管理とは、マーケティング活動が成果につながっているかを、数字で継続的に確認し、改善していく取り組みです。広告や展示会、営業活動など施策そのものが増えても、売上や利益につながらなければ意味がありません。代表的な指標は、成果につながる割合を示すCVR(コンバージョン率)、顧客獲得にかかる費用を示すCPA(顧客獲得単価)、顧客が将来生み出す利益を示すLTV(顧客生涯価値)です。特に海外事業では、市場環境や顧客の購買行動が国や地域によって異なるため、数字は把握できていても、その数字がなぜそうなったのかを正しく見極めることが難しくなります。そのため、経験や勘だけに頼るのではなく、KPIを活用して現地の実態を客観的に把握し、数字の背景まで読み解く視点が求められます。

本講座では、海外現地で日本人駐在員がつまずきやすい3つのポイントを、「つまずき→なぜ→どう乗り越えるか」の流れで解説します。

・CVRが低い原因を正しく特定できない(結果だけで「商品が現地市場に合っていない」「現地営業の提案力が弱い」と判断し、現地言語への対応不足や問い合わせ後の対応スピード、決裁プロセスの違いなど、顧客がどの段階で離脱しているのかを見誤る)
・CPAだけを見て集客判断をしてしまう(CPAが低い広告を高く評価し、CPAが高い施策を停止するなど、獲得コストが高くても長期的に大きな利益を生み出す顧客を見落とす)
・LTVを把握できず短期成果に偏る(データの蓄積不足や市場環境の変化、本社からの短期成果の要求により、新規顧客獲得件数や当期売上に意識が向き、継続取引や契約更新による利益の積み重ねを逃す)

解決の鍵は、CVR・CPA・LTVを個別に見るのではなく、顧客獲得から利益創出までを一連の流れとして捉えることです。顧客獲得プロセスを段階ごとに分解して離脱箇所を可視化し、数字と顧客ヒアリングを組み合わせ、駐在員自身も顧客訪問への同行や商談への参加で現地顧客の声を直接聞くこと、CPAだけでなく受注率・継続率や国別・業界別・顧客規模別の収益性まで確認して投資判断を行うこと、そしてLTVを正確に算出できるまで待たず、継続購入率・契約更新率などの先行指標を追跡し、本社と共有する指標にもLTV関連項目を組み込むことです。

マーケティングKPI管理とは、単に数字を確認することではありません。同じKPIでも、その数字が示す意味や改善すべきポイントは、市場や顧客によって変わる場合があります。KPIを「管理するための数字」ではなく、「現地市場で何が起きているのかを読み解き、次の行動につなげるための指標」として活用することが、海外市場でマーケティング活動の成果を着実に高めていく鍵となります。

コース構成

EP1. マーケティングKPI管理に関する一般的なプロセス
EP2. 海外現地ビジネスでつまずきやすいポイント

「海外事業❛実践❜MBA:マーケティング」シリーズとは

『マーケティング』シリーズは、海外向けのマーケティングに関わるすべての人——現地でマーケティングを担う駐在員はもちろん、本社のマーケティング・商品企画・事業企画担当者や、将来の赴任を見据えるプール人材まで——が学べる全15講座です。

一般的なMBAの理論を土台にしつつ、海外事業を実際に動かしてきた実務家の知見を反映。各講座を「①一般的なプロセス → ②海外現地でのつまずき → ③その理由 → ④実務的な解決策」の型で構成し、知識の習得ではなく、日本の常識が通用しない現場で「使える判断力」を養うことに主眼を置いています。

① 市場セグメントの切り分け① 市場セグメントの切り分け
現地市場をどう区切るかを定義し、狙うべき顧客層を見極める。事業の起点となる「誰に売るか」を明確にする。

② 主要プレーヤー・チャネル構造の把握② 主要プレーヤー・チャネル構造の把握
現地の競合・流通・チャネル構造を捉え、市場の力学と自社が入り込む余地を理解する。

③ 顧客ニーズ・課題の整理③ 顧客ニーズ・課題の整理
現地顧客が本当に求めていること・困っていることを整理し、価値提案の土台をつくる。

④ 競合ポジショニング分析④ 競合ポジショニング分析
競合との位置関係を可視化し、自社が立つべきポジションと差別化の軸を見極める。

⑤ 市場規模・成長性の評価⑤ 市場規模・成長性の評価
狙う市場の規模と成長性を評価し、どこにどれだけ投資するかの判断材料をそろえる。

⑥ 顧客インタビュー・NPS調査⑥ 顧客インタビュー・NPS調査
一次情報を取りに行き、顧客の声と推奨度(NPS)から仮説を検証・修正する。

⑦ バリュープロポジション定義(前編)⑦ バリュープロポジション定義(前編)
ユースケース・提供価値候補・差別化ポイントを洗い出し、現地で届けるべき価値の仮説を組み立てる。

⑧ バリュープロポジション定義(後編)⑧ バリュープロポジション定義(後編)
価値を伝えるメッセージを設計し、現地顧客への刺さり方を仮説検証する。

⑨ ブランド戦略⑨ ブランド戦略
現地市場でどう認知され、どう選ばれるか——ブランドの立ち位置と約束を設計する。

⑩ 価格戦略(前編)⑩ 価格戦略(前編)
コスト構造・代替品・顧客の価格感度をもとに、現地で妥当な価格帯を導く。

⑪ 価格戦略(後編)⑪ 価格戦略(後編)
値引きルールや契約条件まで含め、現地で機能する価格運用を設計する。

⑫ 流通戦略(チャネル選定)⑫ 流通戦略(チャネル選定)
現地でどのチャネルを通じて届けるかを選び、到達と収益性を両立させる流通を設計する。

⑬ 需要創出(Promotion)⑬ 需要創出(Promotion)
現地顧客に届く販促・コミュニケーションを組み立て、需要を生み出す。

⑭ リードジェネレーション⑭ リードジェネレーション(見込み顧客の獲得)
見込み顧客を継続的に獲得する仕組みをつくり、商談へつなげる。

⑮ マーケティングKPI管理⑮ マーケティングKPI管理
施策の成果をKPIで可視化し、改善サイクルを回して「売れる仕組み」を強くする。

こんな活用が可能です

『海外事業❛実践❜MBA』を含む「INSIGHT ACADEMY Eラーニング」は、海外赴任者・駐在員の育成をはじめ、本社の海外事業担当者、次世代グローバル人材候補、国内社員など、海外事業に関わる幅広い人材の育成にご活用いただけます。個人の実務知識強化から、企業全体のグローバル人材の母集団形成まで、幅広い育成課題に対応します。

・海外赴任候補者の事前学習
・海外駐在員の実務知識強化
・本社の海外事業担当者のスキル強化
・次世代グローバル人材候補の育成
・国内社員の自己啓発・グローバルリテラシー向上
・グローバル人材の母集団形成・プール人材育成

『海外事業❛実践❜MBA』とは:世界の「MBA知」を、海外現地事業を動かす「実践知」へ

本シリーズは、MBAで学ぶ経営の体系を、海外事業のリアルな課題に適用して学べるオンライン講座です。現場で成果を出す真のグローバル人材の創出を目指します。

特長は次の4点です。

1. 役割拡大に対応する、経営知識・マネジメント知識・実践知を体系的に習得
2. 既存の知識を、海外事業の現場で活かせる実践知へ転換
3. 国内で培った専門性を、海外事業で通用する実践知へ拡張
4. 海外赴任候補・駐在員をはじめ、本社の海外事業人材・次世代グローバル人材の育成にも幅広く活用

海外事業実践MBAの特長